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人気5.1chシステムに待望のブラックモデル − ソニー「BDV-N1B」レビュー
●映画のサウンドデザインを堪能できる正確な5.1ch再生
さて、いよいよBDV-N1Bを使って、本格的な映画のサラウンドを堪能してみよう。
最初に視聴したのは2013年に発売された『トータル・リコール』リメイク版のBDだ。主人公のダグラスが見る夢から始まる最初のチャプターをBDV-N1Bで視聴すると、映画らしい銃撃戦の鋭い音のスピード巻、そして腹に響くようなボリューム感ある重低音で臨場感抜群。特に注目したいのが、アクションの効果音のキメ細かさ。銃撃を受けるシーンでも個々の音の位置感まで正確に聞き分けられるし、アクションとBGMが同時進行するストーリーに没入できる。
続いて『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』を視聴。本作の「US作戦」シーンは、作戦指示の音声がフロントチャンネルに配置され、作戦中に聞こえ続けるマリの歌声は耳元より後ろのサラウンドチャンネル、BGMは空間を大きく取ったフロントチャンネルで、メインキャラクターのアスカの声はセンター。そして目標物強奪までの物語も同時進行するという、徹底的に作り込まれたサラウンド音声が魅力だ。このサラウンド音声を、各チャンネルのスピーカー、そして空間の広がりを活かして堪能できる。リアル5.1chで正確な音場再現ができるBDV-N1Bならではのメリットだ。
『劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編] 叛逆の物語』のように、セリフが特に重要なアニメ映画でも、センタースピーカーの効果はバツグン。サラウンドで効果音が鳴っているシチュエーションでも、声優のセリフの声が明瞭に聞き取れる。Clarisの歌う主題歌『カラフル』も、BDV-N1Bのスピーカーでは高域までクリアに伸びる。
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