安蔵靖志のAV調査隊【第2回】
まだ間に合う!? W杯をスマホでリモート視聴 − ピクセラ「PIX-BR310L」レビュー
「安蔵靖志のAV調査隊」は、IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志氏が、毎回体当たりで最新のAVトレンドを「調査」していく企画だ。第2回目は、リモート視聴にも対応したピクセラのワイヤレステレビチューナー「PIX-BR310L」(関連ニュース)をハンドリング。ワールドカップを宅外からスマホで観戦したい!というユーザーが多いこのシーズン、本機がどこまで使えるか検証した。
ピクセラが2014年4月に発売した「PIX-BR310L」(直販価格1万2800円)は、さまざまな機器からWi-Fi接続してワイヤレスで楽しめるテレビチューナーだ。地上・BS・110度CSチューナーを内蔵しており、別売のUSBハードディスクを接続することで録画にも対応する。
このPIX-BR310Lが、5月30日に外出先からのリモート視聴に対応した。Android/iOS搭載のスマートフォンやタブレットを持っているユーザーなら、自宅に設置したテレビチューナーにインターネット経由で接続し、リアルタイムでテレビを視聴したり、録画した番組を再生したりできるという。その使い勝手に迫ってみた。
PIX-BR310Lはほぼ手のひらサイズのコンパクトなテレビチューナーだ。サイズは幅60×奥行き130.5×高さ170.5mmで、重さは約475g。背面にはネットワークに接続するLAN端子と、別売のUSBハードディスクを接続するUSB端子を備えている。薄型テレビに接続するタイプの機種ではないため、HDMIなどの映像・音声出力端子は備えていない。
PIX-BR310Lのチューナーを利用するためには、別途Wi-Fiルーターやスマートフォン・タブレットなどが必要になる。対応OSはAndroid 4.0以降、iOS6.1.3 / 6.1.4 およびiOS 7.0 / 7.1以降、Windows 8.1/Windows 8.1 Proだ。無料アプリ「ワイヤレスTV(StationTV)」を利用することで、Wi-Fi経由でテレビをリアルタイムで視聴したり、録画番組を視聴したりできる。さらにAndroid/iOS機器の場合、300円の有料プラグインを購入することでリモート視聴が可能になっている(Windows版は6月下旬に公開予定)。
今回は第3世代iPadを利用してリモート視聴を試してみることにしよう。
■Wi-Fi経由の視聴はとてもスムーズ
Wi-Fi経由でスマートフォンやタブレットからテレビを視聴できる機器はソフトバンクが2009年に発売した「TV&バッテリー」をはじめとして、これまでに多数販売されてきた。当初はチャンネル切り替えのタイムラグなどが気になるモデルが多かったが、PIX-BR310Lはどうなのだろうか。
最初にPIX-BR310LをiPadと同じネットワークに接続する。ワイヤレスTVアプリを起動し、チャンネルスキャンやハードディスクの初期化などを済ませれば初期設定完了だ。
初期設定を済ませると、接続モード選択画面が表示される。ネットワーク状況に応じて「使用場所」と、「視聴画質」を選べる仕組みだ。
使用場所は「自宅」「外出先(すべての機能)」「外出先(録画予約のみ)」の3つで、視聴画質は「高画質」「標準画質」「低画質」の3つから選べる。「外出先(すべての機能)」を利用する場合は有料プラグインが必要になる。
まずは宅内での使い勝手を検証してみよう。
宅内で使う場合、使用場所は「自宅」、視聴画質は「高画質」を選ぶ。「高画質」で快適に視聴できない場合は、Wi-Fiルーターの規格などを再確認しよう。古い規格(IEEE802.11b/gなど)では快適に視聴できない場合があるので注意したい。
起動するとネットワーク内でチューナーを探して接続する。ここは若干のタイムラグが感じられるが、接続後はまるでテレビチューナーを内蔵しているかのようにスムーズに動作する。このあたりは数年前に登場したWi-Fi接続テレビチューナーに比べて格段に進歩している感がある。
ピクセラが2014年4月に発売した「PIX-BR310L」(直販価格1万2800円)は、さまざまな機器からWi-Fi接続してワイヤレスで楽しめるテレビチューナーだ。地上・BS・110度CSチューナーを内蔵しており、別売のUSBハードディスクを接続することで録画にも対応する。
このPIX-BR310Lが、5月30日に外出先からのリモート視聴に対応した。Android/iOS搭載のスマートフォンやタブレットを持っているユーザーなら、自宅に設置したテレビチューナーにインターネット経由で接続し、リアルタイムでテレビを視聴したり、録画した番組を再生したりできるという。その使い勝手に迫ってみた。
PIX-BR310Lはほぼ手のひらサイズのコンパクトなテレビチューナーだ。サイズは幅60×奥行き130.5×高さ170.5mmで、重さは約475g。背面にはネットワークに接続するLAN端子と、別売のUSBハードディスクを接続するUSB端子を備えている。薄型テレビに接続するタイプの機種ではないため、HDMIなどの映像・音声出力端子は備えていない。
PIX-BR310Lのチューナーを利用するためには、別途Wi-Fiルーターやスマートフォン・タブレットなどが必要になる。対応OSはAndroid 4.0以降、iOS6.1.3 / 6.1.4 およびiOS 7.0 / 7.1以降、Windows 8.1/Windows 8.1 Proだ。無料アプリ「ワイヤレスTV(StationTV)」を利用することで、Wi-Fi経由でテレビをリアルタイムで視聴したり、録画番組を視聴したりできる。さらにAndroid/iOS機器の場合、300円の有料プラグインを購入することでリモート視聴が可能になっている(Windows版は6月下旬に公開予定)。
今回は第3世代iPadを利用してリモート視聴を試してみることにしよう。
■Wi-Fi経由の視聴はとてもスムーズ
Wi-Fi経由でスマートフォンやタブレットからテレビを視聴できる機器はソフトバンクが2009年に発売した「TV&バッテリー」をはじめとして、これまでに多数販売されてきた。当初はチャンネル切り替えのタイムラグなどが気になるモデルが多かったが、PIX-BR310Lはどうなのだろうか。
最初にPIX-BR310LをiPadと同じネットワークに接続する。ワイヤレスTVアプリを起動し、チャンネルスキャンやハードディスクの初期化などを済ませれば初期設定完了だ。
初期設定を済ませると、接続モード選択画面が表示される。ネットワーク状況に応じて「使用場所」と、「視聴画質」を選べる仕組みだ。
使用場所は「自宅」「外出先(すべての機能)」「外出先(録画予約のみ)」の3つで、視聴画質は「高画質」「標準画質」「低画質」の3つから選べる。「外出先(すべての機能)」を利用する場合は有料プラグインが必要になる。
まずは宅内での使い勝手を検証してみよう。
宅内で使う場合、使用場所は「自宅」、視聴画質は「高画質」を選ぶ。「高画質」で快適に視聴できない場合は、Wi-Fiルーターの規格などを再確認しよう。古い規格(IEEE802.11b/gなど)では快適に視聴できない場合があるので注意したい。
起動するとネットワーク内でチューナーを探して接続する。ここは若干のタイムラグが感じられるが、接続後はまるでテレビチューナーを内蔵しているかのようにスムーズに動作する。このあたりは数年前に登場したWi-Fi接続テレビチューナーに比べて格段に進歩している感がある。