【一条真人の体当たり実験室】
真っ暗闇での全力疾走も明るく撮れる。そう、ISO 40万超のソニー「α7S」ならね
まずは夏場ということで、肝試し的なことはできないかと夜の公園へ。暗闇で恐怖に怯える一条氏の表情が撮りたかったのだが……街灯が意外に明るく不気味さが足りない。
銅像の前で写真を撮影してみても、何かを勘違いした一条氏のポージングは絵的には面白いが、α7Sの暗所撮影能力を伝えるには謎すぎる。しかも噴水の周りでは多数のカップルが愛を語り合っている。こちらは男ふたりの暑苦しい取材だというのに…。
こうなったらカップルを邪魔して彼氏に殴られるところを撮るしかないか、と半ば本気で冗談を言い合っていた矢先、いい感じに暗い雑木林を発見した。……これは全力疾走してもらうしかない。
「えっ? 暗くて危なくないですか?」と戸惑う一条氏に「だからいいんじゃないですか」と答えると、「確かにそうかも」と、すぐにノリノリになる一条氏。
まずは同じくソニー製のミラーレス一眼カメラ「α6000」のオート設定で撮影したものからご覧いただきたいが、「暗いので走るのが怖い」という一条氏のコメントからも、結構な暗さであることがお分かりいただけるのではないだろうか。体感的にもだいたいこの映像くらいの暗さだった。
そして次が「α7S」のISOを409600まで上げて撮影した動画。ここでも一条氏は「暗闇での全力疾走は怖い」と言っているのだが、映像が明るいために非常に嘘くさいコメントに感じられる。ちなみに何度もNGを出したので、一条氏は何往復も全力疾走を繰り返している。疲れからか、意味のわからないサムズアップも飛び出る始末だ。
■反復横跳び・イン ザ ダークネス
街灯もないような、もっと暗い環境ではどうだろうか。室内に場所を移し、ライトを消した状況での撮影を試みることにした。
何に挑戦してもらおうか。ネットを検索した記者は「暗闇のなかでエアロバイクを漕ぐエクササイズが海外セレブの間で流行している」という情報を発見。これを一条氏にあわせて「暗い部屋でひたすら反復横跳び」という内容にアレンジすることにした。