【特別企画】横方向への台形補正にも対応し設置性アップ
BenQの高コスパ プロジェクター「W1070+」 − 使い勝手も大幅向上した注目機の実力に迫る!
確かに、出力は前モデルの「W1070」と同じ10Wだが、本機では大音量でも筐体のビビリによる音色の変化が少なく、聞き取り易くなっている。これなら、映画も迫力が増し、セリフも明瞭で実用的だ。
ただ、あえて難点を挙げれば、音量調整のステップが粗く、微調整が効かない。個人差や好みの範疇かもしれないが、深夜だと音量1はもう少し小音量にしたいと感じるユーザーも多いのではないだろうか。小音量時は音の大小を敏感に感じるので、微調整ができるよう、ファームウェアアップデートを期待したい。
■豊富な端子類を備えあらゆるシーンに適応できる柔軟性
本機は機能面でも充実している。まず大きな所では、3D投写機能。3Dメガネはオプションだが、DLP Link方式を採用しているので、BenQ製品(型番名:3DGS-02)以外の汎用品も利用できる。ネットで探せば安価な製品も見つかる。求める性能と予算に応じて選択できるのは嬉しい。
本機が対応する3D方式は、一般的なフィールド シーケンシャル、フレームパッキング、トップ&ボトム、サイドバイサイドの各種フォーマットに対応しているほか、ゲームなどパソコン向けの3Dコンテンツを再生するシステムとして有力なNVIDIA社の3DTV PLAYに対応しているので、PCユーザーの3D表示装置としても安心して利用できる。
次ページカジュアルから本格派まで幅広い用途までお勧めできる優秀機