【特別企画】通常モデルと徹底比較
“フルHD”ブルーレイ再生の到達点。OPPO「BDP-105DJP」日本限定モデルの画質/音質を検証
■“JAPAN LIMITED”に施された、徹底的な音質・画質強化策
BDP-105DJPLの予想実売価格は23万円。8月中旬より限定で販売されている。注目したいのは、現行のBDP-105DJPをベースに加えられた改良が先述の底板の追加、インシュレーターの交換に止まらず、Tuned in Japanのコンセプトの下、当初予定していなかった電気系、オーディオ回路のクロック交換等全域に及んだことだ。それらを逐一見て行こう。
一、内部の高周波ノイズの徹底的な排除。
電源部、2chオーディオ部、8chオーディオ部、メインボードのプロセッサー群に電磁波吸収素材を使用した。
二、内部不要振動を抑え、重心をセット中心に一致させた。
XY(二次元)平面上で重心をセット中心に一致させるだけでなく、Z軸(三次元)方向の重心位置もメカのディスククランプ部に極力近づけた。外部振動に対し免責構造のビルのように構造全体が動くことで特定部分の振幅が大きくならないように配慮した。
三、ローダーメカ部天板のグレードアップ。
ローダーメカ部を覆う0.8mm厚亜鉛メッキ鋼板製天板を、非磁性体3mm厚ステンレス金属加工部品に交換
四、底板の追加。
シャーシ下に強化ボトムプレートを追加。強度アップ、重量バランス、排熱を考慮し、強度重量比が高く熱伝導性の高い板厚3mmのアルミ合金を採用。
五、TAOC製鋳鉄インシュレーターへの換装。
振動減衰に優れたアイシン高丘製グラデーション鋳鉄インシュレーターを採用した。
筆者が想像していたのはここまで。しかし、現実に製品になったBDP-105DJPLは筐体強化に止まっていない。やり出したら徹底的にやるのが日本流エンジニアリング。BDP-105DJPLは音質の中枢まで改良の手を伸ばしていた。
六、オーディオ回路のクロックを高精度化。
NDK製高クロック低位相雑音水晶発振器を採用した。
七、USB-DAC使用時の11.2MHzDSD対応。
これまでは5.6MHz DSDまでの対応だったが、現時点での最高スペックまでカバーした。
ここまでの変更が加えられたBDP-105DJPLの最終製品版を、実際に音元出版の試聴室で視聴することができた。視聴時には通常モデルのBDP-105DJPも用意。逐一、同一ソースを比較しながら試聴を行った。
BDP-105DJPLの予想実売価格は23万円。8月中旬より限定で販売されている。注目したいのは、現行のBDP-105DJPをベースに加えられた改良が先述の底板の追加、インシュレーターの交換に止まらず、Tuned in Japanのコンセプトの下、当初予定していなかった電気系、オーディオ回路のクロック交換等全域に及んだことだ。それらを逐一見て行こう。
一、内部の高周波ノイズの徹底的な排除。
電源部、2chオーディオ部、8chオーディオ部、メインボードのプロセッサー群に電磁波吸収素材を使用した。
二、内部不要振動を抑え、重心をセット中心に一致させた。
XY(二次元)平面上で重心をセット中心に一致させるだけでなく、Z軸(三次元)方向の重心位置もメカのディスククランプ部に極力近づけた。外部振動に対し免責構造のビルのように構造全体が動くことで特定部分の振幅が大きくならないように配慮した。
三、ローダーメカ部天板のグレードアップ。
ローダーメカ部を覆う0.8mm厚亜鉛メッキ鋼板製天板を、非磁性体3mm厚ステンレス金属加工部品に交換
四、底板の追加。
シャーシ下に強化ボトムプレートを追加。強度アップ、重量バランス、排熱を考慮し、強度重量比が高く熱伝導性の高い板厚3mmのアルミ合金を採用。
五、TAOC製鋳鉄インシュレーターへの換装。
振動減衰に優れたアイシン高丘製グラデーション鋳鉄インシュレーターを採用した。
筆者が想像していたのはここまで。しかし、現実に製品になったBDP-105DJPLは筐体強化に止まっていない。やり出したら徹底的にやるのが日本流エンジニアリング。BDP-105DJPLは音質の中枢まで改良の手を伸ばしていた。
六、オーディオ回路のクロックを高精度化。
NDK製高クロック低位相雑音水晶発振器を採用した。
七、USB-DAC使用時の11.2MHzDSD対応。
これまでは5.6MHz DSDまでの対応だったが、現時点での最高スペックまでカバーした。
ここまでの変更が加えられたBDP-105DJPLの最終製品版を、実際に音元出版の試聴室で視聴することができた。視聴時には通常モデルのBDP-105DJPも用意。逐一、同一ソースを比較しながら試聴を行った。