いよいよ登場の決定盤
『ガルパン』や『モン娘』で知られる声優・中村桜がセレクト!“ハイレゾ軍歌”の発売イベントに潜入してきた
ついに時代はここまできた。“軍歌”דハイレゾ”というコラボレーションが、実現しただけでなく好評を博しているというのだ。
ハイレゾとCDが同時発売されることを記念したイベントのなかで、それぞれの聴き比べ企画が実施されることを知り、興味本位から潜入することとした。その報告を、この場を借りて行いたい。
このキングレコードによるハイレゾ軍歌のタイトルは、『中村 桜オススメのみりそん!』。つまりは、声優・中村 桜がオススメする珠玉のみりそん(ミリタリーソング)が集められたコンピレーション・アルバムということになる。なお、あくまでオススメ楽曲なので、ボーナストラックとなる1曲を除いては、中村 桜が歌っているわけではなく、全てオリジナルの楽曲となる。
さて、その中村 桜は『ガールズ&パンツァー』の佐々木あけび役のほか、『モンスター娘のいる日常』のラクネラ役、『パパのいうことを聞きなさい!』の新子胡桃役などで知られる声優だが、彼女を特徴づけるのはそのミリタリー好きっぷりだ。
ミリタリー誌やホビー誌などで、戦車や軍隊などについて熱く語り、それが高じて海上自衛隊訓練支援艦「てんりゅう」や海上自衛隊護衛艦「ちくま」の一日艦長を務めるほどになった、昨今のミリタリーブームが生んだわけではない、いわゆる“本当に好き”な方なのである。
イベント会場であるサブカルカフェ&バー New Type新宿に到着すると、各国の軍服に身を包んだ一団が開場待ちの列を作っていた。そして時間が来ると、行進のように綺麗に入り口に進んでいく。なかには入場時に、スッと敬礼をする方もいた。これは否が応でも期待が高まる。
今回の聴き比べイベントは、アルバムの監修者である吉川和篤氏、後藤修一氏、鈴木貴昭氏、そして中村 桜が選んだ曲を、CDクオリティの音源とハイレゾ版の両方で再生し、聴いてみての感想を言い合うというもの。なお、イベントに参加された方のうち、ハイレゾを体験したことがあるという方は少数派だった。
挨拶のトークも早々に、聴き比べが実施される。まずCD版が再生されて、次にハイレゾ版を体験する流れだ。その違いについてだが、軍歌が耳に馴染んでいるであろう参加者の反応を見ていると、とても分かりやすかった。CD版時には反応なし、ハイレゾ版では力強く頷いたのだ。首を横にかしげるのではなく縦に振っていたので、一聴して分かる差が存在していたのだろう。
そして、壇上の方々が語る各曲におけるハイレゾを聴いての感想は共通していた。曰く「平面的ではなく立体的に聴こえる」、「非常に声が生々しい」、「伸びやかさがまったく違う」。特に中村 桜がカバーして自ら歌唱する「空の神兵」においては、中村 桜が自分の部屋に来て歌っているような感覚になるのでは、と盛り上がった。
確かに、声がダイレクトに届く。先述の「空の神兵」のほか、男性歌唱曲でも、音符をなぞって声を出しているというものではなく、勇ましく歌い上げている様子が伝わってくるようだ。正直に言えば記者は軍歌に明るくないのだが、実際に聴いてみると、思った以上に先入観などが取り払われて素直に曲に入り込める。
さらに、「みりそん」に収録される軍歌だが、非常に濃ゆい。CD版では中村 桜による一人語りを含め曲数が若干多く、歌詞カードには一言コメントが添えられている。逆にハイレゾ版ではそういった部分が削られている分、グッと惹きつけられるような歌そのものの魅力がより感じられるだろうし、軍歌に馴染みのある方にも楽しめるはずだ。
少なくとも、これを聴いておけば入門として間違いないだろう。一部のマニアだけではなく、幅広い層に聴いてみて欲しい。
『中村 桜オススメのみりそん!』
CD版:¥1,800+税(KICS-3349)
ハイレゾ版:¥2,500/アルバム、¥540/単曲
<収録曲>
・中村 桜オススメのみりそん!〜はじめに(CD版のみ収録)
・雪の進軍
・軍艦行進曲
・月月火水木金金
・海ゆかば
・空の神兵
・加藤隼戦闘隊
・荒鷲の歌
・抜刀隊
・若鷲の歌(CD版のみ収録)
・同期の桜(CD版のみ収録)
・中村 桜オススメのみりそん!〜オススメ楽曲一人語り(CD版のみ収録)
・日本海海戦
・日本海海戦
・歩兵の本領
・分列行進曲
・愛国行進曲
・日の丸行進曲
・出征兵士を送る歌
・燃ゆる大空
・隣組(CD版のみ収録)
・広瀬中佐
・中村 桜オススメのみりそん!〜ボーナストラック曲紹介(CD版のみ収録)
・空の神兵
〜『中村 桜オススメのみりそん!』の購入はこちら〜
e-onkyo music
mora
VICTOR STUDIO HD-Music.
ハイレゾとCDが同時発売されることを記念したイベントのなかで、それぞれの聴き比べ企画が実施されることを知り、興味本位から潜入することとした。その報告を、この場を借りて行いたい。
このキングレコードによるハイレゾ軍歌のタイトルは、『中村 桜オススメのみりそん!』。つまりは、声優・中村 桜がオススメする珠玉のみりそん(ミリタリーソング)が集められたコンピレーション・アルバムということになる。なお、あくまでオススメ楽曲なので、ボーナストラックとなる1曲を除いては、中村 桜が歌っているわけではなく、全てオリジナルの楽曲となる。
さて、その中村 桜は『ガールズ&パンツァー』の佐々木あけび役のほか、『モンスター娘のいる日常』のラクネラ役、『パパのいうことを聞きなさい!』の新子胡桃役などで知られる声優だが、彼女を特徴づけるのはそのミリタリー好きっぷりだ。
ミリタリー誌やホビー誌などで、戦車や軍隊などについて熱く語り、それが高じて海上自衛隊訓練支援艦「てんりゅう」や海上自衛隊護衛艦「ちくま」の一日艦長を務めるほどになった、昨今のミリタリーブームが生んだわけではない、いわゆる“本当に好き”な方なのである。
イベント会場であるサブカルカフェ&バー New Type新宿に到着すると、各国の軍服に身を包んだ一団が開場待ちの列を作っていた。そして時間が来ると、行進のように綺麗に入り口に進んでいく。なかには入場時に、スッと敬礼をする方もいた。これは否が応でも期待が高まる。
今回の聴き比べイベントは、アルバムの監修者である吉川和篤氏、後藤修一氏、鈴木貴昭氏、そして中村 桜が選んだ曲を、CDクオリティの音源とハイレゾ版の両方で再生し、聴いてみての感想を言い合うというもの。なお、イベントに参加された方のうち、ハイレゾを体験したことがあるという方は少数派だった。
挨拶のトークも早々に、聴き比べが実施される。まずCD版が再生されて、次にハイレゾ版を体験する流れだ。その違いについてだが、軍歌が耳に馴染んでいるであろう参加者の反応を見ていると、とても分かりやすかった。CD版時には反応なし、ハイレゾ版では力強く頷いたのだ。首を横にかしげるのではなく縦に振っていたので、一聴して分かる差が存在していたのだろう。
そして、壇上の方々が語る各曲におけるハイレゾを聴いての感想は共通していた。曰く「平面的ではなく立体的に聴こえる」、「非常に声が生々しい」、「伸びやかさがまったく違う」。特に中村 桜がカバーして自ら歌唱する「空の神兵」においては、中村 桜が自分の部屋に来て歌っているような感覚になるのでは、と盛り上がった。
確かに、声がダイレクトに届く。先述の「空の神兵」のほか、男性歌唱曲でも、音符をなぞって声を出しているというものではなく、勇ましく歌い上げている様子が伝わってくるようだ。正直に言えば記者は軍歌に明るくないのだが、実際に聴いてみると、思った以上に先入観などが取り払われて素直に曲に入り込める。
さらに、「みりそん」に収録される軍歌だが、非常に濃ゆい。CD版では中村 桜による一人語りを含め曲数が若干多く、歌詞カードには一言コメントが添えられている。逆にハイレゾ版ではそういった部分が削られている分、グッと惹きつけられるような歌そのものの魅力がより感じられるだろうし、軍歌に馴染みのある方にも楽しめるはずだ。
少なくとも、これを聴いておけば入門として間違いないだろう。一部のマニアだけではなく、幅広い層に聴いてみて欲しい。
『中村 桜オススメのみりそん!』
CD版:¥1,800+税(KICS-3349)
ハイレゾ版:¥2,500/アルバム、¥540/単曲
<収録曲>
・中村 桜オススメのみりそん!〜はじめに(CD版のみ収録)
・雪の進軍
・軍艦行進曲
・月月火水木金金
・海ゆかば
・空の神兵
・加藤隼戦闘隊
・荒鷲の歌
・抜刀隊
・若鷲の歌(CD版のみ収録)
・同期の桜(CD版のみ収録)
・中村 桜オススメのみりそん!〜オススメ楽曲一人語り(CD版のみ収録)
・日本海海戦
・日本海海戦
・歩兵の本領
・分列行進曲
・愛国行進曲
・日の丸行進曲
・出征兵士を送る歌
・燃ゆる大空
・隣組(CD版のみ収録)
・広瀬中佐
・中村 桜オススメのみりそん!〜ボーナストラック曲紹介(CD版のみ収録)
・空の神兵
e-onkyo music
mora
VICTOR STUDIO HD-Music.