【特別企画】ハイエンドケーブルのノウハウを投入
SUPRAから“ポータブル向け”光デジタルケーブル「SUPRA ZAC」登場。音質と使い勝手を試す
■光デジタル接続で広がるポータブルシステムの発展性
ポータブルオーディオプレーヤーというと、本体にイヤホンを直接接続して単体で楽しむ方法が基本だ。あえてポタアンを組み合わせるとなると、iOS機器をLightning-USB変換アダプター経由で接続したり、Android端末の一部機種をUSB-OTGケーブルを介して接続する方法がまず思い浮かぶ。
だが、ポータブルオーディオプレーヤーの中には光デジタル出力端子を搭載するモデルも少なくない。光デジタル出力を活用して、プレーヤー(トランスポート) + DAC/ヘッドホンアンプの構成にすれば、音の違いを楽しんだり、グレードアップさせたりすることができる。プレーヤーのヘッドホン出力に満足がいかない場合に、光デジタル出力経由でDAC/ヘッドホンアンプと接続して、よりハイ・インピーンダンスのヘッドホンを駆動するというような使い方もできる。
■「AK100」と「Mojo」をSUPRA ZACで繋いで音質をチェック
筆者が以前リファレンスとして使っていたAstell&Kernのハイレゾプレーヤー「AK100」は、このところ活躍の機会が少なくなりつつあった。本機にはヘッドホン端子兼用の光デジタル出力が搭載されているので、光デジタル入力できるDAC内蔵ヘッドホンアンプを組み合わせれば、新たな活用ができるのではないかと考えた。
そこでSUPRA ZACを使って、光デジタル入力を搭載するCHORDのポータブルDAC/ヘッドホンアンプ「Mojo」とAK100を接続。ヘッドホンにはベイヤーダイナミック「T1 2nd Generation」を用意して、SUPRA ZACの音質や使い勝手を試してみた。
AK100はハイレゾ対応ポータブルオーディオプレーヤーの開拓者とも呼ぶべき製品だ。発売当時は世の中に今ほど多くのハイレゾプレーヤーがなかったこともあり、ポータブルオーディオ・マニアの方々の中には、本機をいち早く買って愛用しているユーザーも多いだろう。
本機は出力インピーダンスが22Ωとやや高めなことから、組み合わせるヘッドホンやイヤホンによってはやや音が力不足に感じるという声もあった。これを受けて「AK100 MkII」という出力インピーダンスを3Ωに変更したモデルが登場した。オリジナルのAK100を持っていたら、光デジタル接続でDAC/ポタアンにつなぐことで、ハイ・インピーダンスの高級ヘッドホンをより心地よく楽しめる環境が作れる。この場合はプレーヤーがトランスポートとして機能し、D/A変換は接続相手のポタアンで処理される。
AK100の光デジタル出力は、前述の通りφ3.5mmの丸型ミニ端子。一方でMojoに搭載されている光デジタル入力は角型TOSリンクだ。よって今回は、30cmの「ZAC MinTos」を用いた。
■ZACで実感する「デジタルケーブルによる音の変化」
ミロシュ・カルダグリッチのアルバム「アランフエス協奏曲/アルハンブラの想い出」から、冒頭の『アランフエス協奏曲/第一楽章:Allegro con spirito』では、壮大なオーケストラを背景に、主旋律を奏でるギターの音が埋もれてしまうことなく、凛としたメロディを歌い上げる。SUPRA ZACを介してMojoと接続することで、AK100単体で聴くよりもさらに色数の豊かさが増し、原寸大のリアルな音の迫力も得られる。ハイ・インピーダンスなT1 2ndが、Mojoを経由することで力強くドライブできたことにも満足だ。
しなやかで取り回しがよい30cmのケーブルは、プレーヤーとポタアンをデスクトップに置いてコンパクトに音楽を聴くには最適な長さだ。それぞれを接続してバッグに入れ、アウトドアで徹底活用するなら15cmのケーブルがより好適だろう。
ポータブルオーディオプレーヤーというと、本体にイヤホンを直接接続して単体で楽しむ方法が基本だ。あえてポタアンを組み合わせるとなると、iOS機器をLightning-USB変換アダプター経由で接続したり、Android端末の一部機種をUSB-OTGケーブルを介して接続する方法がまず思い浮かぶ。
だが、ポータブルオーディオプレーヤーの中には光デジタル出力端子を搭載するモデルも少なくない。光デジタル出力を活用して、プレーヤー(トランスポート) + DAC/ヘッドホンアンプの構成にすれば、音の違いを楽しんだり、グレードアップさせたりすることができる。プレーヤーのヘッドホン出力に満足がいかない場合に、光デジタル出力経由でDAC/ヘッドホンアンプと接続して、よりハイ・インピーンダンスのヘッドホンを駆動するというような使い方もできる。
■「AK100」と「Mojo」をSUPRA ZACで繋いで音質をチェック
筆者が以前リファレンスとして使っていたAstell&Kernのハイレゾプレーヤー「AK100」は、このところ活躍の機会が少なくなりつつあった。本機にはヘッドホン端子兼用の光デジタル出力が搭載されているので、光デジタル入力できるDAC内蔵ヘッドホンアンプを組み合わせれば、新たな活用ができるのではないかと考えた。
そこでSUPRA ZACを使って、光デジタル入力を搭載するCHORDのポータブルDAC/ヘッドホンアンプ「Mojo」とAK100を接続。ヘッドホンにはベイヤーダイナミック「T1 2nd Generation」を用意して、SUPRA ZACの音質や使い勝手を試してみた。
AK100はハイレゾ対応ポータブルオーディオプレーヤーの開拓者とも呼ぶべき製品だ。発売当時は世の中に今ほど多くのハイレゾプレーヤーがなかったこともあり、ポータブルオーディオ・マニアの方々の中には、本機をいち早く買って愛用しているユーザーも多いだろう。
本機は出力インピーダンスが22Ωとやや高めなことから、組み合わせるヘッドホンやイヤホンによってはやや音が力不足に感じるという声もあった。これを受けて「AK100 MkII」という出力インピーダンスを3Ωに変更したモデルが登場した。オリジナルのAK100を持っていたら、光デジタル接続でDAC/ポタアンにつなぐことで、ハイ・インピーダンスの高級ヘッドホンをより心地よく楽しめる環境が作れる。この場合はプレーヤーがトランスポートとして機能し、D/A変換は接続相手のポタアンで処理される。
AK100の光デジタル出力は、前述の通りφ3.5mmの丸型ミニ端子。一方でMojoに搭載されている光デジタル入力は角型TOSリンクだ。よって今回は、30cmの「ZAC MinTos」を用いた。
■ZACで実感する「デジタルケーブルによる音の変化」
ミロシュ・カルダグリッチのアルバム「アランフエス協奏曲/アルハンブラの想い出」から、冒頭の『アランフエス協奏曲/第一楽章:Allegro con spirito』では、壮大なオーケストラを背景に、主旋律を奏でるギターの音が埋もれてしまうことなく、凛としたメロディを歌い上げる。SUPRA ZACを介してMojoと接続することで、AK100単体で聴くよりもさらに色数の豊かさが増し、原寸大のリアルな音の迫力も得られる。ハイ・インピーダンスなT1 2ndが、Mojoを経由することで力強くドライブできたことにも満足だ。
しなやかで取り回しがよい30cmのケーブルは、プレーヤーとポタアンをデスクトップに置いてコンパクトに音楽を聴くには最適な長さだ。それぞれを接続してバッグに入れ、アウトドアで徹底活用するなら15cmのケーブルがより好適だろう。
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