「オーディオ女子力」はCD再生にあり?
女子にもおすすめ!ティアックの“全部入り”コンポ「HR-X101」を女性編集者がレビュー
■女子にありがたいポイント→ケーブルの先端が最初から半田づけ処理されてる
AV機器は、設置の難しさで女子を悩ませることが多いものです。設置が難しければ、女性が使うハードルは高いですよね。しかしHR-X101は非常にシンプルで、センターユニットと左右スピーカーを箱から出して、スピーカーケーブルを接続するだけで終了。あとは電源を入れればOKで、それ以外に特別な設定操作・処理は必要ありません。嬉しかったのは、スピーカーケーブルの先端が最初から半田づけ処理されていたことです。
世の中のほとんどの女性は、お洒落なジャズとかボサノヴァとか聴く前に、自分でスピーカーケーブル先端の被覆をペンチで剥いて、中身をねじってさらに半田付けとかしたくないわけです。そもそもそういうことをしなきゃいけないという発想がありません。箱から実物を出したら、そういう細かい所作は一切無しで使いたい。すぐにお洒落なジャズとか再生したい。HR-X101は、その感覚にしっかり応える、使えるコンポです。
■この機能&ギミックがイイ!
次に、機能面でのポイントをあげておきます。実生活の中で便利そうだと思ったのは、中〜小音量時でも音楽再生を楽しめるようにした「HRラウドネス」機能。低音の迫力を高める機能で、付属リモコンのボタンでON/OFFができます。
寝る前のリラックスタイムに音楽を聴きたいシーンは多いけれど、専用のオーディオルームがなければ、近所迷惑になるので夜に満足のいく音量で音楽を流すことは難しいですよね。でもこの機能をONにすると、音量を絞った場合でも“低音の芯”が失われずに再生されるので、小音量でも音楽をそれなりに楽しめるんです。夜、風呂上がりにリラックスできる音楽をかけながらスキンケアなんてのも良いのでは。
あと好感を持ったのが、デジタルボリュームの操作感です。カッカッ、といかにもデジタル刻みな操作感ではなく、アナログのようにニュルッと滑らかにノブが回ります。女性に限らず、こういうアナログライクなデジタルボリュームの感触が好きな音楽リスナーは多いんじゃないでしょうか。
では、次ページからいよいよ音楽再生を楽しんでいきます。今回はCD再生をメインにしながら、BluetoothとUSB-DAC機能も試してみました。
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