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【特別企画】4Kテレビは音もしっかり強化したい!

お手軽&省スペースにテレビの音質を強化! パイオニアの2.1chシアターシステム「HTP-CS1」

公開日 2016/07/29 10:30 折原一也
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スピーカーを駆動するアンプは、サブウーファー部に内蔵されている。アンプ出力はスピーカー用が20W+20W、サブウーファー用が40Wとなる。このサブウーファー部もサイズが幅435mm×高さ115mm×奥行き369mm(横置き)とコンパクト。さらに縦置き・横置きの両方が可能となっている。

ラック脇に縦置きしたサブウーファー部

サブウーファー部もコンパクトなので、縦置きすれば設置面積は少なくて済む


横置きも可能なので、ラックなどに納めてしまうことも可能だ

縦置きならば幅は115mmと、テレビラックと壁の間などに滑り込ませることができる。横置きならば、例えばプレーヤーなどAV機器と共にテレビラックに収めてしまうこともできる。このフレキシブルな設置性を備えたサブウーファーが、テレビ回りをスッキリとまとめインテリア性を向上させることに一役買ってくれる。

省スペースだが機能も充実。4KやBluetoothもカバー

機能面にも注目したい。サブウーファー部には、4K入力パススルー/HDCP2.2に対応した3系統のHDMI入力と1系統のHDMI出力を備えているので、プレーヤーやレコーダー、ゲーム機など本機でサウンドを楽しみたいHDMI機器が複数あっても安心だ。光デジタル音声入力も備えている。

サブウーファー部の背面に各種の入出力端子を搭載。HDMI入力は3系統を備える

さらに、近年のシアターシステムのトレンドと言えるBluetoothによるワイヤレス再生にも対応。高音質コーデックであるAACとaptXもサポートしている。映像を楽しむときはもちろん、スマートフォンに入っている音楽をスピーカーから楽しみたいときには、HTP-CS1からワイヤレスで手軽に再生できる。

「セパレートサウンドバーコンセプト」によるステレオスピーカー仕様としつつ、一方ではホームシアターシステムの最新機能を一通り揃えた本機は、この価格ながら“ハイスペックモデル”と言って差し支えない仕様をそろえている。

重低音と抜けの良さで映画との相性が抜群

それでは本機のサウンドを検証していこう。まずはBlu-rayの映画ソフトを視聴した。

サウンドモードは「MOVIE」を選んで、『007/スペクター』を冒頭から再生する。カーニバルの音楽は厚みたっぷりに表現してくれて、体に響くようなビートを気持ち良く味わうことができる。空間の広がりや、主人公の動きに合わせた音の移動感も巧みで、思わずこの小さなスピーカーから音が鳴っていることを忘れてしまう。

実際にHTP-SC1のサウンドを確認する折原氏

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のレイとフィンが襲撃を受けるシーンでは、上空から攻撃を受ける際の空間のスケール感と、バックで流れる音楽のスケール感が見事にマッチ。爆撃音の重低音は、映画館で聞くことのできるサウンドのように重量感と気持ち良い抜けの良さを兼ね備えてる。

ちなみに、サブウーファーの音量は独立して-10db〜+10dbの間でコントロールできるので、大音響が出せない環境なら控えめに調整することもできる。また、サウンドモードを「NEWS/TV」にすると人の声が聞きやすくなるので、セリフの多いドラマを見る際にはそちらの設定も試してみてほしい。

HTP-CS1で聴いて再確認したスポーツ観戦における“音の重要さ”

それでは、冒頭で述べた通り世界的スポーツイベントも間近ということで、HTP-CS1でスポーツ中継も体験してみた。

サラウンドで放送が行われているスポーツ中継を、テレビの内蔵スピーカーとHTP-CS1で切り替えながら観戦すると、そのちがいは明白だ。HTP-CS1ではスタジアム全体から伝わるライブ感に圧倒される。アナウンサーの実況も聴き取りやすさをますのだが、さらには観客席から聞こえるチャントが響く臨場感、テレビの画面サイズを越える競技場の空間の広がりも擬似体験できる。サウンドモードの選択も試してみたが、「MOVIE」がベスト。HTP-CS1を大画面テレビに組み合わせれば、リオ五輪の熱狂もさらに臨場感たっぷりに楽しめるはずだ。

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