【特別企画】VGP2017イヤホン部門で金賞受賞
あの高コスパイヤホンがワイヤレスに! 新ブランドGLIDiCの“Sound Air”「WS-5000」「WS-3000」を聴く
■J-POPにマッチするサウンドチューニングの「Sound Air WS-5000」
新たなスタートをきったGLIDiCブランドの第一弾製品として登場する上位モデルが、iPhone 7の発売によるワイヤレス化のトレンドに乗ったBluetoothイヤホン「Sound Air WS-5000」だ。
最大の特長は軽量性と取り回しの良さ。ヒットモデルの「SE-5000HR」から踏襲したアルミニウム合金のボディに、高磁力ネオジウムマグネットとCCAWボイスコイルの6mmドライバーを搭載した本体は、スタビライザーが耳の内側にフィットして装着位置が安定しやすい。イヤーピースはXS/S/M/Lと4サイズ用意され、女性でも身につけやすいことも国内企画の製品ならではだ。
装着時には首回りにケーブルとイヤホンのみのデザインで、LRのケーブル中心部にあるスライド式のバンドを装備、束ねた状態ではケーブルの絡みを防げる。見た目のデザインだけでなく携帯しやすさまで、実によく考えて作られている。
ワイヤレスイヤホンと聞くとスポーツ用などをイメージしがちだが、WS-5000はスーツ着用時にも映える日常の通勤・通学時に合うデザインと使い勝手を重視したモデルというわけだ。
Bluetoothイヤホンとしての仕様はAAC/aptXコーデックに対応の高音質設計で、連続8時間駆動に対応。iOSデバイスとの接続では画面上にバッテリー残量の表示ができるため実に扱いやすい。
実際にWS-5000をiPhone 7とペアリングして音楽を聴いてみると、SE-5000HRにも通じるサウンドチューニングの“妙”が生かされてる。特にJ-POPを聴いた時の帯域へのフォーカスが素晴らしい。宇多田ヒカルの『花束を君に』では音楽の中でボーカルが鮮明に立ち上がり、声の抑揚を丁寧な表現力で情報量たっぷりに表現する。バンド演奏は空間スケール感も大きく、低音はバスドラの弾むようなリズム感と共に締りとのバランスがよく整えられている。
男性ボーカル曲ではRADWIMPSの『前前前世 (movie ver.) 』を聴くと、エレキギターのエッジのソリッドの立たせ方と共に、ハイまでの音の急峻な伸の鋭さ、音空間の見通しも抜群だ。男性ボーカルの声の帯域も厚く上手くセパレーションする。ジャズやクラシックを聴いても持ち前の空間表現力と共に、音の立ち上がりと共に音の余韻も響かせる。
WS-5000の実売価格は7,920円程度と大ヒットしたSE-5000HRと同クラスで、Bluetoothイヤホンとしての使い勝手も行き届いた、J-POPにマッチするベストバランスの高音質モデルだ。日本国内で企画するGLIDiCブランドらしい完成度の高い逸品だ。
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