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話題のUSBオーディオアクセサリー、パイオニア「DRESSING」の効果を様々な用途で検証

公開日 2017/08/04 14:13 土方久明
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■APS-DR001をパソコンの空きUSB端子に挿入して、ある/なしを比較


APS-DR001をパソコンの空きUSB端子に挿入して、挿入する/しないで音質を比較した。結果について、決してオーバーな表現でないことを最初に宣言しておきたい。

外部出力を持たないシンプルな構造の「APS-DR001」。装着した製品そのものの高音質化を図る

井筒香奈江は最初の音が出た瞬間から効果を感じた。イントロから流れるベースの付帯音が明らかに減少して、スピーカー中央に現れるボーカルの立体感が向上する。声のトーンが明瞭になり、イントネーションが聴き取りやすくなる。アリス=紗良・オットでも一聴してピアノの明瞭度と立ち上がりが違う。

高域や低域を強調して“聴き映え”を良くするような変化(“向上”ではなく“変化”だ)ではない。APS-DR001は、付帯音を減らすことで1つ1つの音の明瞭度を向上させてくれる。試聴環境も追い込んでいるので、その差がわかりやすかったのは確かだが、明確に聴き分けられるものだ。

■APS-DR002をUSB DACとパソコンの間を結ぶUSBケーブルに入れて、ある/なしを比較

続いて「APS-DR002」を、USB-DACと音源を再生するパソコンを結ぶUSBケーブルの間に挟み、ある/なしを比較試聴した。

USB出力も備える「APS-DR002」は、PCと外部機器との間に本機を使用し、接続機器への信号ノイズもカットすることができるという

井筒香奈江はAPS-DR001に感じた付帯音の減少に加えて、ベースの力感が向上。ピアノの音色がわずかにリッチになる。楽曲は後半になるに従って歌い方が力強くなっていくのだが、この流れの中でのボーカルの変化もより聴き取りやすくなる。アリス=紗良・オットはピアノの立ち上がりと粒立ちの良さが印象的だ。

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