電源周りなどの端子やケーブルを理想的にサポート
福田屋の音質向上アクセサリー初体験レポート〜フルテック「NCF Booster」
NCF Boosterの目的と構造
■一体、この音の効果はどんな構造から生み出されたのか
NCF Boosterは、機器の電源インレット端子部に接続された電源ケーブル側のコネクター部をホールドして、制振作用と静電気対策で音質性能を改善するアクセサリーである。また、インターコネクトやスピーカーなど、各種ケーブルのスタビライザーとしても応用することができる構造設計となっている。
NCF Boosterの構造は、6個の部材で構成されている。これを詳しく調べてみると、「ベースユニット」はオーディオグレードABS樹脂、鉄製カウンターウェイト、シリコン注入鉄製プレートで作られ、ここにニッケルメッキされた真鍮の「シャフトバー」2本をネジで取りつける。バーは付属のエクストラシャフトバーを装着して延長可能で、最低80mmから最大で140mmの高さまでに設定が可能となっている。
次に、コネクターを下から支える「コネクターホールド下部」が装着される。これには「調整ネジ」が左右取りつけられており、高さを調整して固定できるようになっている。この部分の素材は、オーディオグレードABS樹脂とNCF調合ナイロン樹脂となっており、静電気を抑えるNCF素材が採用されている。
そして、実際にコネクターを設置したあとに上から抑える「コネクターホールド上部」材を装着、これは自重で作用させている。この素材は、特殊ステンレスパウダーを固めたブロックとオーディオグレードNCFナイロン樹脂を複合した素材で、かなり重量がある。ここにもNCF素材が配合されており、ケーブルコネクターとの接触面に上下から作用させる形である。