【特別企画】高精細な360度静止画も魅力
4K・360度動画撮影ができる「RICOH THETA V」はこんなに面白い! 使い方&画質をレポート
■浅草・雷門にTHETA Vを持ち出して静止画と動画撮影にチャレンジ
それではTHETA Vを実際に持ち出して、360度静止画/動画を撮影しながら、使い方や映像のクオリティをレビューしていこう。今回はロケ地として、観光客の集まる東京・浅草の浅草寺周辺を選んだ。
THETA Vによる360度撮影、それ自体はシャッターボタンを押すだけでとても簡単だ。そして、THETA Vの360度イメージの魅力がより伝わりやすい撮影対象があることを覚えておくと、撮影がさらに楽しくなるはずだ。360度撮影向きの被写体とはどんなものなのだろうか、それも考えながら今回は撮影を行った。
THETA Vは本体を手で持って撮影できるのだが、全天球イメージで記録されるので、もちろん本体を握っている手も映り込む。それも写真の味なのだが、今回はテストということもあり、手持ちの小型三脚の先にTHETAを取り付けて、三脚を握って頭の上にかざして撮影した。こうすると撮影する本人の映り込みを最低限に抑えられる。
逆に自分自身を360度イメージに加えたいのなら、通常のカメラのように目の前にTHETA Vを構えればいいだろう。360度の景色を背景としたセルフィー撮影も行える。
浅草寺界隈をスマホでプレビューしながら色々と撮影をしてみたが、360度撮影のコツは、「ひらけた空間」よりも、「ゴチャゴチャした空間」の方が臨場感のある写真が撮れるということ。
浅草のシンボル・雷門は、門の高さや建築のディテールはもちろん、周辺に集う外国人観光客達の姿までも一画面に収まって活気まで伝わる。浅草寺境内のような大きな建築の内部は360度静止画にうってつけの撮影ポイントで、天井にまで施された意匠まで映像に捉えられる(冒頭に掲載した360度静止画がそれだ)。撮影が許される限りでは、例えば土産物屋の店内のような狭い空間にモノがひしめき合う場所をTHETA Vで撮影すると、情報量がぎっしり詰まった臨場感ある360度静止画が撮影できる。
360度の動画撮影については、立ち止まった状態での撮影も面白くできるのだが、特にTHETA Vのユーザーにオススメしたいのが、乗り物に乗りながらの撮影だ。浅草ではお馴染みの人力車などはまさにおあつらえ向きだと、実際に人力車に乗って撮影をしてみた。
何より360度見渡せる動画の視点が動いていくのが面白い。道路の少し高い位置から周辺の景色をぐるりと見渡せるという、人力車でしか味わえない体験が動画に記録できるというわけだ。例えば、人力車を引いている方が「あちらに見えるのは」と手を差し伸べた方向に、動画をぐるりと回転させて、そこに何があるのかを確認するなんてことまでできる。
また、4chマイク搭載なので街の雑踏や商店街の賑わいも360度空間として感じられた。このライブ感、普通のビデオカメラにはないTHETAだけの世界と言えるだろう。
■スマートフォン上の専用アプリから360度動画/静止画をお手軽視聴
360度の静止画、そして動画の撮影ができたので、手持ちのiPhone 7でチェックしてみた。
スマートフォンとTHETA Vとの接続はWi-Fiダイレクトで簡単に行える。接続完了した状態でスマートフォン用アプリ「THETA S」を立ち上げると、THETA V内の写真や動画がサムネイルで確認できる。これをスマートフォンへ転送して、アプリ上から見ることになる。
Wi-Fi接続した状態で、THETA V内の360度静止画・1枚を転送→表示するのにかかる時間は約4秒。喫茶店でお茶を飲みながら写真を確認する分には、待ち時間も気にならなかった。
スマホ画面でチェックした360度静止画は、最新のスマートフォンの画面で見るのにふさわしい高画質を備えている。例えば浅草寺の堂々とした門構えの写真をチェックすると、各方向にわたってクリアで、境内や細かい作りや天井の絵柄も確認できる。スマートフォンのスワイプ操作でグリグリと360度にわたって向きを変えられるし、拡大もできる。上下に見上げ・見下ろすことも可能。まさにその場の空間をまるごと切り取ったようで、普通の写真では体験できないものだ。
それではTHETA Vを実際に持ち出して、360度静止画/動画を撮影しながら、使い方や映像のクオリティをレビューしていこう。今回はロケ地として、観光客の集まる東京・浅草の浅草寺周辺を選んだ。
THETA Vによる360度撮影、それ自体はシャッターボタンを押すだけでとても簡単だ。そして、THETA Vの360度イメージの魅力がより伝わりやすい撮影対象があることを覚えておくと、撮影がさらに楽しくなるはずだ。360度撮影向きの被写体とはどんなものなのだろうか、それも考えながら今回は撮影を行った。
THETA Vは本体を手で持って撮影できるのだが、全天球イメージで記録されるので、もちろん本体を握っている手も映り込む。それも写真の味なのだが、今回はテストということもあり、手持ちの小型三脚の先にTHETAを取り付けて、三脚を握って頭の上にかざして撮影した。こうすると撮影する本人の映り込みを最低限に抑えられる。
逆に自分自身を360度イメージに加えたいのなら、通常のカメラのように目の前にTHETA Vを構えればいいだろう。360度の景色を背景としたセルフィー撮影も行える。
浅草寺界隈をスマホでプレビューしながら色々と撮影をしてみたが、360度撮影のコツは、「ひらけた空間」よりも、「ゴチャゴチャした空間」の方が臨場感のある写真が撮れるということ。
浅草のシンボル・雷門は、門の高さや建築のディテールはもちろん、周辺に集う外国人観光客達の姿までも一画面に収まって活気まで伝わる。浅草寺境内のような大きな建築の内部は360度静止画にうってつけの撮影ポイントで、天井にまで施された意匠まで映像に捉えられる(冒頭に掲載した360度静止画がそれだ)。撮影が許される限りでは、例えば土産物屋の店内のような狭い空間にモノがひしめき合う場所をTHETA Vで撮影すると、情報量がぎっしり詰まった臨場感ある360度静止画が撮影できる。
Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA
360度の動画撮影については、立ち止まった状態での撮影も面白くできるのだが、特にTHETA Vのユーザーにオススメしたいのが、乗り物に乗りながらの撮影だ。浅草ではお馴染みの人力車などはまさにおあつらえ向きだと、実際に人力車に乗って撮影をしてみた。
何より360度見渡せる動画の視点が動いていくのが面白い。道路の少し高い位置から周辺の景色をぐるりと見渡せるという、人力車でしか味わえない体験が動画に記録できるというわけだ。例えば、人力車を引いている方が「あちらに見えるのは」と手を差し伸べた方向に、動画をぐるりと回転させて、そこに何があるのかを確認するなんてことまでできる。
また、4chマイク搭載なので街の雑踏や商店街の賑わいも360度空間として感じられた。このライブ感、普通のビデオカメラにはないTHETAだけの世界と言えるだろう。
■スマートフォン上の専用アプリから360度動画/静止画をお手軽視聴
360度の静止画、そして動画の撮影ができたので、手持ちのiPhone 7でチェックしてみた。
スマートフォンとTHETA Vとの接続はWi-Fiダイレクトで簡単に行える。接続完了した状態でスマートフォン用アプリ「THETA S」を立ち上げると、THETA V内の写真や動画がサムネイルで確認できる。これをスマートフォンへ転送して、アプリ上から見ることになる。
Wi-Fi接続した状態で、THETA V内の360度静止画・1枚を転送→表示するのにかかる時間は約4秒。喫茶店でお茶を飲みながら写真を確認する分には、待ち時間も気にならなかった。
スマホ画面でチェックした360度静止画は、最新のスマートフォンの画面で見るのにふさわしい高画質を備えている。例えば浅草寺の堂々とした門構えの写真をチェックすると、各方向にわたってクリアで、境内や細かい作りや天井の絵柄も確認できる。スマートフォンのスワイプ操作でグリグリと360度にわたって向きを変えられるし、拡大もできる。上下に見上げ・見下ろすことも可能。まさにその場の空間をまるごと切り取ったようで、普通の写真では体験できないものだ。