カジュアルな使い勝手と作り込まれた画質を両立
LGの超短焦点プロジェクター「HF85JG」レビュー。20cmで120インチ投写の迫力は “映像革命” だ
なお、LGの「HF85JG」を導入してホームシアターに挑戦してみたい人もいるかもしれないので、本機をはじめとした “超短焦点” プロジェクター導入のポイントを伝えておきたい。それは、一般的なホームシアターに用いる吊り下げ/立ち上げ式スクリーンでの利用には、実は不向きということ。“超短焦点” タイプは投写距離が極端に短いため、通常のホームシアター用プロジェクターなら気にならない、スクリーンの幕面にあるわずかに波打つような凹凸まで目立ってしまうのだ。
完全な平滑性を確保することを考えると、理想的な投写スクリーンは白い壁。壁紙がザラザラした、表面に凹凸のあるタイプでも問題無しだ。実際に音元出版の視聴室も白壁ながら格子のような模様があったが、「HF85JG」で投写しても意識して観なければ気にならず、通常のスクリーン感覚で視聴できた。
「HF85JG」の基本的な操作方法は、LGの有機ELテレビ等と同じWebOSとマジックリモコンに対応している。外部機器との接続はHDMI×2が基本で、音声出力にヘッドホン出力と光デジタル、USB×2、LAN端子も搭載。USBメモリー内に保存された写真・音楽・動画などのファイル再生に対応する。なお、Bluetoothヘッドホンやスピーカーの接続も可能だ。
■120インチ大画面での映画観賞はインパクト絶大!
それでは「HF85JG」の実際の画質をチェックしてみよう。カジュアルな投写にも向いた「HF85JG」だけに、まずは明るい照明下で映像モードを切り替えながら、BDレコーダーの地デジ映像を視聴してみた。映像モード「あざやか」は、レーザーダイオードによる1,500ルーメンの輝度性能を発揮してくれるので、問題なく視聴できた。また色鮮やかで高輝度な「スポーツ」モードでは、多少色がビビッドになるが、こちらも明るい部屋向きだ。
色の正確性にこだわるなら、やはり照明を少し落とした方が本来の性能を発揮しやすい。「標準」は地デジ放送をはじめとしたビデオ系映像向き、「ライブシアター」モードが明るい部屋の映画向き、「ゲーム」モードもやや明るめのトーンといったところ。なお、「シネマ1」「シネマ2」は、自分で画質をカスタマイズして追い込みたい人向けのモードだが、「シネマ1」は色温度高めのD65に近い設定で、「シネマ2」はより映画らしいセッティングだ。
完全な平滑性を確保することを考えると、理想的な投写スクリーンは白い壁。壁紙がザラザラした、表面に凹凸のあるタイプでも問題無しだ。実際に音元出版の視聴室も白壁ながら格子のような模様があったが、「HF85JG」で投写しても意識して観なければ気にならず、通常のスクリーン感覚で視聴できた。
「HF85JG」の基本的な操作方法は、LGの有機ELテレビ等と同じWebOSとマジックリモコンに対応している。外部機器との接続はHDMI×2が基本で、音声出力にヘッドホン出力と光デジタル、USB×2、LAN端子も搭載。USBメモリー内に保存された写真・音楽・動画などのファイル再生に対応する。なお、Bluetoothヘッドホンやスピーカーの接続も可能だ。
■120インチ大画面での映画観賞はインパクト絶大!
それでは「HF85JG」の実際の画質をチェックしてみよう。カジュアルな投写にも向いた「HF85JG」だけに、まずは明るい照明下で映像モードを切り替えながら、BDレコーダーの地デジ映像を視聴してみた。映像モード「あざやか」は、レーザーダイオードによる1,500ルーメンの輝度性能を発揮してくれるので、問題なく視聴できた。また色鮮やかで高輝度な「スポーツ」モードでは、多少色がビビッドになるが、こちらも明るい部屋向きだ。
色の正確性にこだわるなら、やはり照明を少し落とした方が本来の性能を発揮しやすい。「標準」は地デジ放送をはじめとしたビデオ系映像向き、「ライブシアター」モードが明るい部屋の映画向き、「ゲーム」モードもやや明るめのトーンといったところ。なお、「シネマ1」「シネマ2」は、自分で画質をカスタマイズして追い込みたい人向けのモードだが、「シネマ1」は色温度高めのD65に近い設定で、「シネマ2」はより映画らしいセッティングだ。