多彩な「いい音」が見つかる
予算10万円以内でここまで良い音が楽しめる! 評論家5名がおすすめオーディオシステムを提案
選定:高橋敦
これまでのヘッドホンとは違う!を実感できる新時代型ハイエンド WH-1000XM2を主役に、ワイヤレスでもワイヤードでも強いシステム
・ポータブルオーディオプレーヤー
SONY「NW-A45」¥OPEN(予想実売価格23,000円前後)
・ヘッドホン
SONY「WH-1000XM2」¥OPEN(予想実売価格43,000円前後)
・Bluetoothスピーカー
SONY「SRS-HG10」¥OPEN(予想実売価格25,000円前後)
>>合計:¥91,000(税抜)
予算が十分なら、音のよい製品はいくらでもある。音だけを基準にして推薦製品を絞り込むのは難しい。そこで機能性に目を向けることにした。すると思い浮かんだのがヘッドホン、ソニー「WH-1000XM2」だ。
ワイヤレス&ノイキャンヘッドホンという分野で、そのワイヤレスとノイキャンの基本クオリティがトップクラスである上に、「アンビエントサウンド」「クイックアテンション」という外音取り込み機能、アプリによる外音取り込みのマニュアル調整、スマホとの組み合わせではユーザーの移動速度を検知してノイキャンモードを自動変更する「アダプティブサウンドコントロール」なんてものまで全部入り。提案性に溢れ、しかもそれらの機能の完成度も高い。使ってみれば「これまでのヘッドホンと違う!」と強く実感できるであろうアイテムだ。
サウンドクオリティも万全。アルミニウムコートLCP振動板採用の40mmHDドライバーユニットから生み出される音は、ハイエンドヘッドホンと称するに十分。付属ケーブルでのワイヤード接続時にはいわゆる「ハイレゾ対応」のスペックも余裕でクリアする。
とはいえ割合としては、せっかくだからワイヤレスでの運用をメインにしたい。そこで相棒となるDAPにも、ワイヤレス時の音質を引き上げられるLDAC対応の同社「NW-A40シリーズ」をセレクト。残りの予算を全振りするなら容量64GBの「NW-A47」だが、今回はもう一品加える予算を残すため、16GBの「NW-A45」とした。なお、お使いのスマホがLDAC対応Xperiaだったらそれがベスト!
最後に、システム提案としてはスピーカー再生も外したくないということで、これもソニーになってしまうが「SRS-HG10」。LDAC対応に加え、USB/Wi-Fi接続でハイレゾ再生可能という点が今回のお題にマッチすることから選出した。