【PR】評論家・折原一也が製品を試す
ソニー「HT-X8500」は “お手軽サウンドバーに革命を起こす” 高コスパモデル。実力徹底解剖!
『レディ・プレイヤー1』の冒頭、ヴァン・ヘイレン「JUMP」がBGMとして流れるシーンでは、テレビの画面サイズを完全に超えたスケールで音空間を作り上げながら、トレーラーハウスを移動する移動感、上空を飛び交うドローンの立体感を演出する。
VR世界「オアシス」でのカーレースのシーンでは、スタートの合図として打ち上がる花火の移動感がリアル。レーススタート後も、車のエンジン音やクラッシュ音など、様々な音が縦横無尽に飛び交う世界を巧みに再現する。眼前の小さなHT-X8500から再生しているとは思えない音のスケール感だ。
なお、サウンドモードを「シネマ」に切り替えると演出はよりド派手になるのでお好みで切り替えても良いだろう。また、「Vertical Surround Engine」もオンのままを推奨したい。
映画『ボヘミアン・ラプソディ』(US輸入盤)でもチェック。クライマックスである「LIVE AID」での「ボヘミアン・ラプソディ」は、フレディのピアノとボーカルは画面と合う位置に定位させつつ、ギター、ドラムの音まで立体的な音場を作り上げる。
ウェンブリー・スタジアムに観客がうねり、コーラスが広がる様子でもHT-X8500の高い空間再現能力を実感。「WE ARE THE CHAMPIONS」での歌声と歓声との一体感が素晴らしい。
映画『アリー/スター誕生』(UK輸入盤)より、「シャロウ 『アリー/ スター誕生』 愛のうた」を初めて歌うチャプターを再生すると、サウンドバーのサイズを遥かに超えた立体的な空間が作りあげられる。アコースティックギターの演奏も、弦を弾く音までも聴こえてくるようだ。
コンサートホールに音が響く立体感、そして観客席から歓声が上がる様子など、音がしっかりすることで作品としての臨場感がさらに高まる。アリー(レディー・ガガ)とジャクソン・メイン(ブラッドリー・クーパー)によるハーモニーの空間表現も素晴らしい。
最後に、iPhoneとBluetoothでペアリングして音楽再生能力も試した。『アリー/ スター誕生』のサウンドトラックより「シャロウ 〜『アリー/ スター誕生』 愛のうた」」を聴くと、三次元立体音響とはまた違ったストレートな表現。サウンドモードは「ミュージック」がやはり音楽向きのバランスでおすすめだ。
■「お手軽サウンドバーに革命を起こすハイコスパモデル」
ソニーはこのHT-X8500を「これからのスタンダードモデル」だと自信を見せるがそれも納得だ。予想実売価格4万円前後と比較的手頃な価格でコンパクトなタイプながら、ここまで紹介してきたようにスペック的にも実際の実力でも圧倒的な表現力を手に入れている。
設置しやすくて、サラウンドは超一流。HT-X8500はお手軽サウンドバーにサラウンド性能の革命を起こすハイコスパモデルと言えるだろう。