【特別企画】2台連携でステレオ再生にも対応
“オリジナルを越える”UEの自信作!BTスピーカー「WONDERBOOM 2」は機能もサウンドも進化した
ここからは、肝心のサウンドを紹介していこう。まずは通常モードで再生すると、ここ最近のUE製品で示されている「今のUEサウンド」そのものを感じることができた。以前のUEサウンドで顕著だった迫力も十分に継承しつつ、中高域はよりナチュラルな感触に整えられている。
バンドサウンドのエレクトリックベースは、太さも見事だが、さらに印象的な要素は音の弾力。ベースラインが勢いよく弾み、前へ前へという推進力を強く感じさせてくれる。グルーヴィな曲との相性は特に抜群だ。
また超低域側への伸びも素晴らしい。現代クラブ系サウンドにある超ディープなベースサウンドの底の帯域まではさすがに届かないものの、このサイズのスピーカーとしては異様な低さまでをカバーする。実は低域側再生可能周波数のスペック値「75Hz」というのは、フルサイズの「UE BOOM 3」より伸びていたりするのだ。
ボーカルやギターなど中高域は前述のように、妙にギラつかせたりジャキジャキとした鋭さを演出しすぎたりはせずナチュラルに再生する。この音調こそ聴き疲れなく音楽を楽しむことができる、現在のUE BOOMの魅力なのだ。少し下げた音量でストリーミング配信などを流し始めれば、その音はむしろ心地よく、ずっと流していたくなることだろう。
そして「でもそれじゃ物足りないときもあるじゃん!」という方も思い出してほしい。このモデルには「アウトドアブースト」という武器があるのだ。もちろん本来はアウトドア用のサウンドモードだが、屋内で中高域に派手さがほしい場面でも活躍してくれる。例えば自室でBGM的に楽しむ時は通常モード、誰かの家に持ち出してみんなで聴く時はアウトドアブースト、というようにぜひ積極的に活用してみてほしい。
UE自ら「続編がオリジナルを打ち負かす」というキャッチコピーを打ち出すほどの自信作。WONDERBOOM2の実物を試してみてそれも納得だ。この分野のオリジネーターだからこそ、素晴らしい完成度を見せつけるBluetoothスピーカーに仕上げられてる。
(特別企画 協力:株式会社ロジクール)