【特別企画】スタイルに合わせて使い分けられる2つの製品
ついにウォークマンに対応!アイ・オー・データ「CDレコ」&「Soundgenic」でCDをとことん楽しむ
ウォークマンが扱えるmicroSDカードも大容量化が進んでいるが、屋外を持ち歩く機器である以上、万一のハプニングによりデータが失われる可能性は捨てきれない。母艦的なストレージとして、Soundgenicが部屋にどっしりと構えていてくれたら安心というものだ。
なお、Soundgenicの背面USB端子にアンプ内蔵のUSB-DACを接続して、ヘッドホンによるデスクトップリスニングを楽しんだり、他のオーディオ機器と接続してルームリスニング環境を拡張させることも可能だ。これもまたSoundgenicの醍醐味と言える。
■Soundgenicはリッピング機能も充実。ウォークマンへの転送も一括で
Soundgenicでも、背面USB端子に別売の外付ディスクドライブを接続すれば、fidata Music Appから音楽CDが簡単に取り込める。ネットワークに接続していれば、CDレコと同じようにGracenote MusicIDからメタデータが自動的に取得されるし、加えてリッピングの精度を高める「AccurateRip」機能を使うことができる。読み取った情報とデータベースに登録されたCD情報を照らし合わせ、読み取りミスやエラーがないか検証できるものだ。
CDからの楽曲取り込みは、非圧縮のWAV、3段階の圧縮率が用意されたFLACからファイル形式を選べる。WAV形式を選択した場合でも、きちんとウォークマンが読み込めるかたちでメタデータを付与できるのはSoundgenicの強みだ。
そして、Soundgenicに貯めた楽曲ファイルは、直接ウォークマンに転送して屋外に持ち出すことができる。転送の手順はとてもシンプルである。fidata Music AppからSoundgenic内の楽曲をアルバム/フォルダ/楽曲単位で選択してから、メニューに並ぶ「USBに転送」をタップする。この次に画面に表示される「USB1」がウォークマンの内蔵ストレージ、「USB2」がmicroSDカードを表している。ストレージを選択すれば自動的にファイル転送が開始される。
ちなみに、アイ・オー・データによれば、Soundgenicにウォークマンを接続するときは、Soundgenic背面にある2つのUSB端子のうち黒い「USB 2.0」端子に繋ぐほうが接続が安定するという。
また、本稿を執筆している2019年12月中旬時点では、楽曲転送の際アルバムのカバーアートのみ転送が許可されない仕様となっている。こちらは2020年春ごろを目処に、iOS版/Android版のfidata Music Appのアップデートで転送に対応予定とのことだ。
これまで手持ちのCD音源をウォークマンで聴きたければ、まずPCを立ち上げてリッピングする必要があった。リッピングしたデータの管理もPCで行う必要があることから、普段あまりPCを使わないユーザーにとってはひと手間に感じられていたことだろう。
アイ・オー・データのCDレコとSoundgenicがウォークマンに正式対応したことで、PCは必須ではなくなった。聴きたいCDを見つけた時には、CDレコを使ってその都度ダイレクトにウォークマンに取り込むことができるし、継続して音源を貯めていく使い方ならSoundgenicが活躍する。豊富なアプリや周辺機器によって様々な使い方に最適化できる、新しいAndroid OS搭載ウォークマンのポテンシャルを余すところなく発揮してくれるはずだ。
ぜひ令和最初の冬休みに、自宅のCDアーカイブをデジタル化し、ウォークマンで楽しめる環境を整えてみてはいかがだろうか。
(協力:アイ・オー・データ機器)