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4K/HDRモニターで“テレビレス”生活を実現!ViewSonic「VX3211-4K-MHD-7」レビュー

公開日 2020/02/28 06:40 折原一也
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PCモニターならでは “ノングレアパネル” が設置性に貢献

今回はちょっと贅沢に、約2.2万円のAppleTV 4Kと組み合わせて検証をしてみた。AppleTV 4Kとの接続は、HDMIケーブル一本を繋ぐだけ。モニター本体にスピーカーを内蔵しているため、映像も音声も1台で再生できる。

Apple TV 4Kなどのストリーミングデバイスを接続するだけで、あらゆるコンテンツを楽しむことができる

また、付属品としてHDMI2.0対応ケーブルが同梱されているのも嬉しい。映像入力端子は背面に下向きに配置されており、画面下には約7.5cmのスペースがあるので、AppleTV 4Kをそのスペースにセットするとケーブルも本体もスッキリと収められた。

AppleTV 4Kの準備を進めている間にふと、VX3211-4K-MHD-7の実力を感じた瞬間があった。それが、AppleTV 4Kに標準搭載されている空撮のスクリーンセーバーだ。次々と写真がスクロールされていくのだが、超高精細映像を31.5インチに凝縮したインパクトは強烈で、画面全体にフォーカスが合ったような見通し感が素晴らしかった。

31.5インチに4Kのピクセルが凝縮されているため、細かな点まで表示することができる

画質を語る上で、PCモニターらしくノングレア(非光沢)パネルであることも強調しておきたい。画面の映り込みを抑えるので、クリアパネルのテレビよりも設置場所の自由度が高い。一方でノングレアパネルには若干ザラ付きがあるものだが、それも気にならないほど本機の表示はキレイだ。

映像モードとして「Viewモード」を備えるが、4K/HDR信号の入力時には選択できず、コントラストと輝度のみ調整可能。明るい部屋なら輝度はデフォルトの100から落としていくと調節しやすく、コントラストは映画的な質感重視なら “50” 程度、アニメや実写では “80” 程度が良い印象に感じられた。本体右背面のボタン操作は、初期設定以外ではちょっと扱いにくいため、汎用性のある “70” あたりに設定しておくのも良さそうだ。

操作は右背面のボタンから行う

多くのメニュー項目を用意。HDRやFreeSyncのオンオフ、色調整など細かい設定まで行える

最新の高画質ソースから従来コンテンツまで、1台ですべて楽しめる

では、映像配信を利用してコンテンツを視聴していこう。まずAmazonプライム・ビデオから鑑賞してみると、『グランド・ツアーズ シーズン3』のハチャメチャな車番組も4K撮影の実写番組らしい映像の鮮鋭感が表れる。

続いてNetflix『アイリッシュマン』では、4Kの精細感とともに、最新映像ながらも往年の映画を思わせる味を発揮。HDR対応の恩恵をわかりやすく感じられる本編開始50分にある夜中のシーンでは、タクシーを沈める暗い水面の階調が見事で、そのすぐ後の爆破シーンはダイナミックなコントラストもしっかり表現する。

“テレビレス” ということで、テレビ発のアニメ作品『ハイキュー!!』(シーズン4)の5話を鑑賞してみると、映像ソースはHD画質ながらも、線のタッチまでハッキリ見えるほど。たとえ4Kのコンテンツでなくとも、4Kパネルのメリットは大いにあるようだ。

Apple TV 4Kを接続してさまざまなコンテンツを検証

またニュース、スポーツなどを観たいこともあるだろう。そんな時はインターネットTV局を標榜する「AbemaTV」も活用したい。専門チャンネルからニュースを24時間無料で視聴できる。4K配信ではないが、画面がぼやけることもなく、予想を超えて綺麗に楽しめた。そこが31.5インチという画面サイズが、 “攻守最強” といったところか。このように幅広いジャンルを視聴してみたが、肌色のバランスも安定していて、モニターとしての汎用性も十分だ。

スポーツをしっかり鑑賞するならDAZNを見てもよし、ネット動画ならYouTubeを鑑賞してもよし。もしTVerやNHKプラスを使えばドラマなども視聴できるなど、テレビ放送の代替は幾らでもある。



映像配信が全盛の今だからこそ実現できる “テレビレス”。PCの外部モニターやゲーミング用途にも兼用できて、お手頃サイズと価格で4K/HDR画質をカバーするViewSonic「VX3211-4K-MHD-7」は、新しいライフスタイルを始めるためのハイコスパな選択肢となるはずだ。

(特別企画 協力:ビューソニックジャパン株式会社)

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