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4万円から始めるアナログレコード生活! プロが選んだオススメシステム3選

公開日 2020/03/30 06:30 生形三郎
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入門プラン3:コンポプラン(実勢価格 合計88,500円前後)
●アナログプレーヤー:ティアック「TN-350」¥45,038、¥29,500前後
●スピーカー:ダリ「SPEKTOR1」¥35,200/ペア、¥24,000前後/ペア
●アンプ:デノン「PMA-600NE」¥57,200、¥35,000前後

より本格的な音を楽しみたい方にオススメしたいプランです。ティアックの「TN-350」は、ワインレッドの光沢突き板仕上げがとても美しいプレーヤーで、パソコンへの接続も可能です。

ティアック「TN-350」

プリメインアンプという、さまざまな入力を持ったデノンの「PMA-600NE」は、MM型と呼ばれるフォノイコライザーアンプを内蔵していたり、光や同軸デジタル入力や、Bluetooth接続といったデジタル入力も充実しているので、テレビと接続してテレビのサウンドを強化したり、スマートフォンと接続するなど、音質だけで無く、様々な用途に活用できることも魅力です。

ダリ「SPEKTOR1」

デノン「PMA-600NE」

「アナログレコード生活」は魅力たっぷり

レコードの再生は、必要なものが多かったり、セッティングなどの物理的な諸作法が存在するので、踏み出すのに少しハードルが高いことは事実です。CDなどのデジタルメディアが台頭してきた時代に生まれた筆者自身も、はじめの頃はそう感じていました。

しかし、レコードしかりテープしかり、「アナログ」の世界には、計り知れない音の魅力があります。環境さえ整えば、そこには、最新のデジタル技術を持ってしても表現が難しい、実体感に富んだ生々しい表現力や、自然で心地のよい音の質感があり、それこそが、現代においてもレコードやテープが人々の心を魅了するゆえんです。

レコードというと、どこか懐かしい音、音のクオリティとしては低いもの、というイメージを持つ方がいらっしゃるかも知れませんが、決してそんなことはありません。単なるレトロとか懐古主義だけではない、極めて高い実力を秘めているのです。

音楽を楽しむ際に、そんな「アナログ」の魅力を味わわない手はありません。実際に、名曲や名盤と言われる過去の偉大な音楽作品の数々は、そのようなアナログの音を基準に制作されてきました。従って、そういった音楽作品は、制作当時の一般的なフォーマットであったレコードで楽しむことによってこそ、その真価や意図が理解できる場合もあると筆者は考えています。

ぜひここから、あなたのレコードライフをスタートして、素敵な音楽リスニングを満喫してください。

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