オーディオアクセサリーも注目

「オーディオセッション in OSAKA 2017」レポート − 初出展モデル多数、シアターも盛況

公開日 2017/11/11 21:26 編集部:押野 由宇
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本日11月11日(土)から12日(日)の2日間にわたり、国内外のオーディオ/AVブランドが集結するイベント「第27回 オーディオセッション in OSAKA 2017」が、大阪ハートンホテル南船場で開催されている。

「第27回 オーディオセッション in OSAKA 2017」

同時に開催されている「大阪ハイエンドオーディオショウ」(イベントレポート123)がハイエンドオーディオ中心の出展内容なのに対して、こちらは国内外のオーディオブランドに加えて、ホームシアターやAV、ヘッドホン関連の出展が行われている。なお、両会場は徒歩10分程度で、無料シャトルバスも運行されている。以下にオーディオセッションの模様をレポートしていく。

アナログを中心に多数の製品が展示

まず会場で目を引いたのは、アナログプレーヤーやカートリッジなど、アナログ再生システムの割合の高さだ。なかには本イベントで初めてお披露目された製品もあった。トップウイングのカートリッジ「朱雀」は、同社のMMでもMCでもない“コアレス・ストレートフラックス”型カートリッジ「青龍」に続くモデルとなる。

カートリッジ「朱雀」

朱雀ではチタンやカーボンの複合素材により共振点を持たないように設計、軽量化が図られた。青龍の開発には様々な日本の技術者、企業が参加しているが、朱雀ではまた異なる企業などが参加しているとのこと。なお、共に総合的なアッセンブリーはトップウインググループが行っている。そのサウンドについては、「音の定位、サウンドステージの正確性が大きな特徴。音場表現に気を使って開発し、それを実現できたという自信がある」という。発売は年明けで、価格は800,000円(税抜)を予定。

GRADOが先日発表した新フラグシップ・カートリッジ「Epoch」(関連ニュース)も、本イベントで初めてそのサウンドを聴くことができた。

GRADO「Epoch」

Lineage Seriesの第一弾カートリッジは、同シリーズのために特別に設計されたというダイヤモンド針をサファイアカンチレバーに搭載。こちらも“Flux-BridgerGenerator”設計(FB方式)という独自の技術による構造を採るモデルとなっている。再生にはオーロラサウンドのフォノイコライザー「VIDA Supreme」や、ViV laboratoryのオイルフロートトーンアーム「Rigid Float」などが用いられた。

オーロラサウンド「VIDA Supreme」(写真上)

ViV laboratoryの「Rigid Float」トーンアーム

ヤマハは「2017東京インターナショナルオーディオショウ」で参考出展した新フラグシップ・アナログプレーヤーを本イベントでも展示(関連ニュース)。そのサウンドを大阪で初披露した。仕様としては東京での出展時と同様で、現在最終的な開発の詰めを行っているという。

ヤマハは新フラグシップ・アナログプレーヤーを参考出展

ヤマハの試聴ブースでは「NS-5000」スピーカーを聴くことができる

エソテリックも、「まだ取り扱うかどうかも未定」というアナログプレーヤー「VPI Prime」を参考展示。もし発売するなら価格は85〜90万円程度を予定しているという。最上位ネットワークプレーヤー「N-01」やフォノイコライザー「E-02」など最新モデルを用いたシステムで、AvantgardeスピーカーやTANNOYの「LEGACY」シリーズなどが鳴らされた。

発売未定の「VPI Prime」

TANNOY「LEGACY」スピーカー

ディーアンドエムホールディングスは、同社が取り扱うPro-jectブランドのアナログプレーヤー「Xtension 10」を参考展示。こちらも日本での取り扱いは未定だが、ハイエンドシステムとの組み合わせにおいて相応しい製品として本イベントのために用意したという。

テクニクスは「SL-1200GR」など人気のアナログプレーヤーの試聴デモを実施。加えて、オールインワンの小型オーディオシステム “OTTAVA f”「SC-C70」や、2018年初夏の発売に向けて開発を続けている最高級アナログターンテーブル「SP-10R」も展示されていた。

展示された「SP-10R」

テクニクスの試聴ブース


PS AUDIOにELAC最新スピーカー「ADANTE」を組み合わせたシステムのデモ

DS AUDIOの光カートリッジも


ヒノ・エンタープライズが取り扱うZYXカートリッジもラインナップが揃う

TRANSROTOR「ZET-3」

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