[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域【第250回】
Apple Musicと「ミュージック」アプリが手を組めばSpotifyに勝てる!かも
スマートプレイリストとは「楽曲の検索機能をベースに、その検索条件にヒットした楽曲を自動的に集めてくれるプレイリスト」といったような機能だ。「1960年代」「ジャズ」の両方に当てはまる曲を抽出!みたいなことができる。
そしてMusic.appでは、その検索の条件としてApple Music絡みのことも指定できる。Apple Musicからライブラリにダウンロードされた曲は「クラウドの状況」項目が「Apple Music」になるので、そこを検索条件に使うのだ。
例えば、
検索条件1:「クラウドの状況」が「Apple Music」である
検索条件2:「ラブ」が「ラブ済み」である
と設定すると、「すべてのルールに一致する」曲を抽出したスマートプレイリストが作成できる。Apple Musicで気になった曲はとりあえずライブラリにダウンロードして聴いてみて、気に入った曲にはラブマークを付けるというパターンで音楽をあさりまくると、そのお気に入り曲が自動的にこのスマートプレイリストに集められる。
■ローカル所有楽曲をiPhoneにクラウド同期!
Apple Musicに契約した上でライブラリのクラウド同期機能をオンにしておけば、CDからMacにリッピングしたものなどローカルの楽曲も、クラウド経由でiPhone等に同期して再生したりダウンロードしたりできるようになる。
ローカル楽曲をMacからiPhoneに直接同期&転送する従来の方式に対して、このクラウド同期なら、iPhone側のローカルストレージ容量に縛られず、ライブラリの全楽曲にiPhoneからもアクセスできるのが嬉しい!
他のサブスクでこれに近い機能としては、Google Play Musicから最近になってYouTube Musicにも遅れて受け継がれた「ロッカー」機能がある。しかしあちらにはローカルの音楽ファイルを、逐次いちいち選択してアップロードする必要があり、マニュアル操作的な使いにくさがある。
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