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[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域【第255回】

パナのラジオは声が“好い”!Bluetooth対応の最新機「RF-300BT」を思わずポチった

公開日 2020/08/28 06:40 高橋 敦
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さてこの機能。専用ボタン一発で音質を切り替えられるようなインターフェースは用意されておらず、メニューに潜らないと変更できない。

なので複数モードを日常的にちょいちょい切り替えて使うのは現実的ではないだろう。自分の音の好みやよく聴く番組、設置環境などにいちばん幅広くフィットするモードを見つけて、それに固定して使うのがよいと思う。

例えば筆者は、前述のようにベッドの枕元、耳のすぐ近くにラジオを置いてラジオを聴きながらそのまま眠る。なので音質設定は耳当たりが特に柔らかい「ソフト」か、ソフトほどではなくても十分に優しい音の「標準」が合いそうだと感じた。

あえての乾電池駆動にはメリットも多い!

使い勝手の面でのポイントは「乾電池駆動対応」だろう。乾電池駆動対応な代わりに充電バッテリー非内蔵なので、「それ不便なのでは?」と思う方もいらっしゃるかと思う。

実は本体内のけっこうなスペースが電池収容部だったりする

だが繰り返すが、このラジオは「リビングラジオ」というジャンルの製品。「自宅内で定位置にほぼ据え置き、たまに他の部屋に持っていくかも」くらいの使われ方を想定しているはずだ。自宅内ならどの場所の近くにもコンセントはあるだろうから、バッテリー駆動機能の重要性はさほど高くない。

バッテリー駆動の重要度がさほど高くないとなると、充電式バッテリー搭載のメリットとデメリットの天秤は、デメリット側に傾くことになる。そのデメリットとは……

まずコストの問題。充電式バッテリーを搭載すれば、そのバッテリー自体はもちろん、充電制御の回路なども必要になる。それらを搭載していたらこのモデルの価格は1万円に収まらなかっただろう。

そしてバッテリーの寿命という問題。充電式バッテリーは充放電を繰り返せば劣化するし、逆に電源アダプタにつなぎっぱなしでバッテリー駆動をほとんど行わないというのも、バッテリーの状態を悪くするという。

乾電池駆動にすればそのあたりの問題を一挙に回避できるわけだ。
ただし要注意なのは、「パナラジ単2乾電池を採用しがち問題」。このモデルも単2電池×4本での駆動となる。単2電池を使う機器は他には少なくなってきているので、このラジオ専用に単2電池をストックしておく必要があるかもしれない。

しかし単3や単4より容量の大きい単2電池を採用するおかげで、同社アルカリ乾電池使用時には、AM/FM/Bluetooth、どの使用条件でも電池持続時間24時間を確保。普段も使いやすいだろうし、災害時の安心感にもつながるだろう。

防滴仕様!細かな機能や操作性も問題なし!

IPX4の防滴仕様というのも、室内でのちょっとした水濡れに対しては十分な安心感を与えてくれる。キッチンタイマー機能も搭載されているので、料理しながらといったキッチンユースも見込んで作り込まれている製品なはずだ。

他、電源入力端子と同じくサイドのパッキン内には、スマートホン充電用のUSB-A端子、イヤホン端子も装備。ラジオに必須な機能というわけではないが、災害時などに役立ってくれるかもしれない。

このパッキンを閉めることで防滴形態完成!つまり電源ケーブル接続時は防滴にならないので注意

操作感としては、ボタンやその周囲のプリントされている文字や図版を見て「何となくこうかな?」と試していけば、だいたいその通りに動いてくれる。というか、お借りできた先行サンプル機には説明書が付属していなかったが、特に不自由なく使うことができた。

電源ボタンを押し、地上波ラジオを聴きたければ「AM/FM」ボタン、Bluetoothスピーカーとして使いたければ「Bluetooth」ボタンを押す、というのが普段使いの基本操作

ペアリアング設定以降は、RF-300BTの電源を入れてBluetoothモードにすれば、ほとんど待たされることなくスマホとの接続が確立された。またRF-300BTの電源を切れば、スマホとの接続もスパッと切られた。ノンストレスな接続連携だ。

ディスプレイバックライトの明るさも3段階から選択可能で、操作しないと10秒後にオフという設定も可能。枕元に置いていても眩しさを邪魔に感じずにすんだ。

これは推せる! というかまずは自分で買う!

そんな感じで、様々な面からRF-300BTをチェックをしつつ、数日ほど普通に使いまくりラジオを聴きまくったのだが……推せる! これは推せるラジオだ!

そりゃあもちろん、音楽リスニング環境を強化したい! という理由でBluetoothスピーカーをほしい人がこれを買ったら、音にもバッテリーにも色々と不満を感じるだろう。

しかしこれはラジオ! ラジオをラジオらしく、聴くアイテムとしての聴き心地と使い心地が好いのだから、ラジオリスナーとしては文句なし! しかもそんなにお高くない!

それにやっぱり、改めて「ラジオをラジオで聴く」って気分的に超しっくりくるよ!
……ポチ。


高橋敦 TAKAHASHI,Atsushi
趣味も仕事も文章作成。仕事としての文章作成はオーディオ関連が主。他の趣味は読書、音楽鑑賞、アニメ鑑賞、映画鑑賞、エレクトリック・ギターの演奏と整備、猫の溺愛など。趣味を仕事に生かし仕事を趣味に生かして日々活動中。


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