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あの“高コスパ”完全ワイヤレスがさらに進化!SOUNDPEATS「TrueAir2+」実力チェック
■聴かせどころのメリハリの付け方が上手い
では音質をチェックしよう。まず簡単にまとめると、「すべての音を細かく描き出そうと無理をすることなく、楽曲の中心的な音を豊かに前に出してくる」のが持ち味。オーディオ的にシビアな聴き方にフィットさせるのではなく「さまざまなシーンで音楽を楽しみたい!」というリスナーのニーズに十分に応えてくれるであろうサウンドだ。
具体的には、早見沙織「メトロナイト」のようなバンドサウンドを基本にしたポップスだと、ボーカル、ベース、ギターをメインどころとして大柄に描き出し、それらを前に出すようなバランスで届けてくれる。メロディ、大きなグルーヴ、細かなリズムの要となっているパートの存在感を強めることで、歌ものとして納得のサウンドにまとめ上げられているわけだ。
コスト等の制限が大きいエントリークラスで解像感的なところを過剰に重視してしまうと、「すべての音を満遍なく再生しようとしているのはわかるけど、その結果、すべての音の存在感がふんわりしてしまっている……」なんてことにもなりがち。対してこのイヤホンは、「解像感や音数というところはある程度で割り切り、それよりもメインパートをしっかり届けることを重視!」という割り切り、メリハリがはっきりしている。
そして、低音のまとめ方も上手い。非カナル型ということもあってか、ポップスのレンジにせよクラブサウンドのレンジにせよ、60Hz前後以下のサブベース帯域は十分には再生できない。しかしここでも無理をせず、それを前提として全体のサウンドが巧妙にまとめあげられている。
ポップスにおけるベースは、深みや沈み込みは弱いが、代わりにミドルレンジ寄りの心地よい太さと弾力を備えており、まさに弾むようなベースラインを描き出してくれる。「少しモータウン的な感触のベース」と表現すると音楽好きにはわかりやすいかもしれない。アンサンブルとして実になじみがよい。
一方で、ロバート・グラスパー「Better Than I Imagined」のような現代的にディープなローエンドの表現は、やはり不得手。しかしそこが不足する前提で全体のバランスを整えてあることによるメリットもある。
本機は非カナル型であるので耳栓的な効果は弱く、屋外利用では周囲の騒音も聞こえやすい。するとその騒音にマスキングされて特に聴こえにくくなるのが超低域。しかし、元から超低域に頼らず低域から中域中心で全体のバランスが整えられているので、そういった環境下でも音楽の聴こえ方がひどく崩れたりしにくいのだ。
総じて、歌やグルーヴなどその楽曲の核、「音楽のド真ん中」をしっかり聴かせることを大切にした音作りと言える。
なので普通にエントリークラスのイヤホンとして選ぶだけでなく、「街歩きのBGMには完全ワイヤレス! 自宅や長時間の電車移動中は有線モデル!」のような明快な使い分けを想定して選ぶというのもありだろう。
■ゲーミングモードの効果も明確!
ゲーミングモードの効果は、iPhoneのGarageBandでフィンガードラム演奏して試してみた。機能のオンオフは左イヤホンを3回タップすることで行える。
さて体感としては……これ「遅延半減」くらいまでいけてるよ! 明確に体感できるレベルの効果だ。
通常モードだと「こんな遅延してたら演奏なんて無理!」なところから、ゲーミングモードで「遅延はあるけど演奏不能ってほどじゃない」ところまで抑え込める。ただ、音質はやはり少し荒くなるような印象だ。
シビアな演奏や打ち込み、ハイレベルな音ゲーとかへの対応までは難しいだろうが、例えばMV鑑賞などの一般的な用途での音ズレは相当に感じにくくなるかと思う。
聴かせどころを押さえた音作りと、着実に向上させられてきた使い勝手。
そして、この価格帯として考えられる最高レベルの機能やスペックを備えている。
まさに「TrueAir2+」は、SOUNDPEATSらしさをさらに磨き上げてきた最新モデルだ。
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(提供:SOUNDPEATS)