【PR】アメリカの人気ブランドより登場の注目機を試す
おうち時間充実の高コスパ機! 3万円切りAlexa搭載サウンドバー、Polk Audio「REACT」実力チェック!
質量が2.9kgと軽量で、別体のサブウーファーはない。サウンドバーの導入が初めてのファミリーにも容易に設置できることを重視したシンプルな構成といえるだろう。実売予想価格は税込29,700円と3万円を切っており、このお手軽さも魅力といえよう。
スピーカーユニットは25mm径のアルミニウム製トゥイーター2基を前向きに、96×69mmオーバルタイプウーファー2基と110×100 mmパッシブラジエーター2基をそれぞれ上向きに搭載する。定格出力は高域が5W×2、低域20W×2。サイズからすれば必要十分な出力を確保している。
入力端子はARC対応のHDMIと光デジタルを装備。テレビとケーブル1本で接続できるお手軽仕様なのがうれしい。音声フォーマットはリニアPCM、Dolby Digital、DTS Digital Surroundの3種類に対応。Bluetooth接続(SBC/AAC)もサポートし、スマートフォンやDAPなどから音楽をワイヤレス再生できる。
サウンドモードは「MOVIE」「MUSIC」「SPORT」の3種類のほか、ダイナミックレンジ(大きな音と静かな音のレベル差)を抑えて小音量時に聞きやすくする「NIGHT」モードを搭載。さらに、特許取得済みというPolk Audioの独自技術「Voice Adjust」機能を備える。独自のアルゴリズムで、映画やドラマのセリフ、音楽番組のボーカル、スポーツ中継でのアナウンサーの声など人の声の聞き取りやすくするというもので、各サウンドモード上で掛け合わせるようにして調整できる。
もう一つ、本機の大きな特徴が「Amazon Alexa」(以下Alexa)を搭載していること。本機の上面中央に「Amazon Echo Dot」と同様の操作パネルを装備し、音声コントロールやボタンによるボリューム操作が可能だ。
また、Alexa搭載デバイスとの同期再生できるなど「純正のEchoとほぼ同じAlexa体験が可能」だという。もちろん、音楽再生も可能で「Amazon Music」のほか「Spotify Connect」もサポートしている。なお、IEEE 802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)のWi-Fiを備え、ネットワーク接続は無線のみとなる。
■設置も設定も超カンタン。これなら初めてでも安心
仕様について一通り紹介したところで、いよいよ本機を試していこう。視聴は筆者宅で行った。REACTをテレビの前に置いた際、目を引いたのがその優れた外観だ。表面の大部分がグレーのファブリックで覆われており、スタイリッシュ。存在感のあるデザインでありながらも、過度に主張しない落ち着いた雰囲気だ。家具やテレビと調和しやすく、インテリアにこだわりのある家族がいても、納得してもらえるだろう。
テレビとの接続は至って簡単。本機のHDMI端子とテレビのARC対応HDMI端子を付属のケーブルでつなぐだけ。REACT本体にもリモコンにも電源ボタンはなく、テレビからの信号に連動して自動でオン/オフが行われる。テレビをオンにして信号が送られてくると2秒ほどで本機の電源がオンになり、音声が流れ始める。テレビをオフにすると、数秒で前面中央のLEDが消え、電源がオフになったことがわかる。
付属リモコンは、ボタンが大きく押しやすい。ボタンは上から順にAlexaの呼び出し、入力切替えがあり、その下に川の字のように3項目が並ぶのが音量調整だ。中央の「VOL」が主音量調整、右側の「VOICE」が声の聞きやすさを調整するVoice Adjust、左側の「BASS」が低域の音量調整となる。その下に前述の4つのサウンドモード切替えボタンが並ぶ。視聴時の操作はほぼリモコンから可能だ。
Alexaの設定は、「Amazon Alexa App」から行う。本機はサウンドバーとして始めて「Amazon Frustration Free setup認証」を取得したそうで、デバイスの追加から「スピーカー」を選ぶと「Polk」が選択肢にある。ここから画面の指示に従って設定すれば、ものの数分で完了する。設置も設定もとにかく簡単で、これならサウンドバー初心者にも安心だ。
■明瞭で生き生きしたサウンドが映像の魅力をアップする
まずは、映画『イエスタデイ』を観る。リモコンで、映画館のような臨場感あふれるサウンドを謳う「MOVIE」モードを選択する。切替え時に音声でどのモードにしたかをアナウンスする。自分が今どのモードなのかを把握しやすく便利だ。肝心のサウンドは、一つひとつの音の解像感が高く輪郭がくっきりしている。音像を重視した音作りだ。テレビのスピーカーとは比べものにならないほど濃厚で瑞々しい。