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おうち時間充実の高コスパ機! 3万円切りAlexa搭載サウンドバー、Polk Audio「REACT」実力チェック!

公開日 2021/03/03 06:30 草野晃輔
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会話のシーンで声の聞こえやすさを調整するVoice Adjustを使ってみた。ニュートラルを境に「+」方向と「−」方向と大きく3段階に分かれる。さらに、両方向とも4ステップずつに細かく切替えられ、ニュートラルと合わせて計9ステップに調整可能だ。

+方向に上げていくと、もともと明瞭だった声が、少しずつ前に出てくる。決して不自然な感じはなく、富士山のように声の帯域を頂点としてシームレスに他の帯域とつながっているかのようだ。試しに、−方向に下げると声がどんどん画面に近くなっていく。音が小さくなるというより、他の帯域の音になじんでいくイメージで、聞き取りにくいということはない。サスペンス系の映画やドラマで緊迫した雰囲気を高めるのによさそうだ。

ファブリック素材のスタイリッシュなデザインも魅力のひとつ

ライブのシーンでサウンドモードを「MUSIC」にすると周囲の音が立ち、包まれる。ライブの世界に飛び込んだ感覚だ。REACTは、ボルチモアのラボに所属する開発チームによって綿密に設計されており、高さ57mmというスリムサイズながら、「部屋いっぱいに広がる圧倒的なシアターサウンド」を実現したという。まさにその通りのサウンドで、音場が部屋中に浸透していく。特に前方向と上方向はエネルギー感にあふれ、目の前でパフォーマンスを観ているように音がしっかりと耳に届く。

ライブを観ながら「BASS」ボタンで低域を調整する。こちらもVoice Adjustと同様に3段階9ステップに調整できる。+方向に上げていくと、歌声やギターの生々しさはそのままに、低域のグルーブ感が高まっていく。リズムがここちよく、いっそうライブの世界に惹き込まれてしまう。パッシブラジエーターによる低域の再生力が不安だったが、まったくの杞憂だった。

■「コストパフォーマンスが極めて高いモデルと言える」

続けてテレビのバラエティ番組に「SPORT」モードで観る。このモードはスポーツ実況や歓声などの声を一段前に位置させる。スポーツのみならず、ニュースやバラエティ番組など声を聴く頻度が高いコンテンツに適している。そのサウンドは生気にあふれ、溌剌としている。テレビのスピーカーとは段違いに聴きやすい。これまでは、聞きとれなかった言葉があると、なんと言ったのか考えてしまい、途中でチャンネルを変えがちだった。それが、聴きやすいことで集中力が高まり、雑念なく最後まで楽しめた。

スポーツ中継では、プレー時の音が聴きやすかったのが印象的だ。野球では打球音が心地よく、野手がボールを捕球する音まで分かる。サッカー中継では、キーパーがディフェンダーに指示する声が聞き取れた。いずれも、テレビのスピーカーではほとんど気にすることはなかった音たちだ。選手一人ひとりのプレーの躍動感ばかりか、試合の流れを感じやすく、スポーツ中継を楽しむポイントが変わってしまった。

次にゲームをプレーする。サウンドモードはいろいろ試した結果、音場の広さや効果音の聞きやすさのバランスがよかった「MOVIE」を選んだ。FPSゲームをテレビでプレーすると、周囲の音がひとかたまりに聞こえていた。それが、REACTなら、一つひとつの音がしっかり分離していた。奥行き感や画面外のプレーヤーをしっかり認識でき、上達したように感じてしまったほどだ。

最後にAlexaで音楽をストリーミング再生した。映像がないとREACTの素の音質が分かりやすく、期待通りの高解像で生き生きした本格サウンドを楽しめた。当然、Echo Dotとは比べものにならないほどのドライブ力だ。

マイクの性能も良好で、再生音に負けずに曲の切替えやボリューム調整ができた。コンテンツ視聴時もボリューム調整や音楽モードの切替えに対応する。音楽再生から映像入力への切替えも音声によって操作可能。朝、外出前の支度時にながら視聴やリスニングをするのに重宝しそうだ。



3万円以下のサウンドバーは、テレビの音を増強するといった中途半端なものが少なくない。その点、本機の実力は価格以上で、テレビの音を本格シアターサウンドに変えてくれる。設置が簡単なうえ、Alexaを搭載しているため、これ一台追加すればスマートスピーカーまで手に入る。コストパフォーマンスが極めて高いモデルと言えるだろう。サウンドバーの導入を検討するなら、ぜひREACTをチェックいただきたい。おうち時間をリッチで充実したのにできるはずだ。

(提供:ディーアンドエムホールディングス)

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