【特別企画】開発者からのスペシャルメッセージも
ノイズ対策に新兵器現る! EDISCREATIONのハブ&光絶縁アクセサリーはハイレゾ再生に効果絶大
■特別対談 EDISCREATIONの魅力を語る
土方 この2モデルって、ネットワーク環境の品質を上げるという共通の特徴がありますが、機能的には違いがありますね。そして一緒に使うこともできます。
生形 初めて「SILENT SWITCH OCXO」を聴いた時に、うちの環境では圧倒的に良くて、すぐに導入を決めたんです。驚いたことに、NASにUSB-DACを接続した時に、タブレットから再生指示を出した後、敢えてNASからハブとルーターを切り離した状態とを比較試聴してみましたが、SILENT SWITCHを介した方が音が良くなるんです。確証はありませんが、おそらくは、OCXOのクロックが何らかの部分で良い方向に働いていたのかなと。
土方 特に微小レベルの音が記録されているハイレゾではクロックの効果は絶大で、センター定位以外のサイドの音場まで知覚できるようになりますよね。それと、アースのアイソレート機能も見逃せません。例えば、リンはアースのないカテゴリー「6」や「5」のLANケーブルの使用を推奨していますが、オーディオ用のLANケーブルはアース付きが当たり前。でも、やっぱり高品質なケーブルを使いたいんですよ。その問題を、アイソレートで解決してくれたのは本当にありがたいです。
生形 非常に画期的です。ケーブルはかなり音に影響出ますものね。それに、この見た目もカッコ良くて、オーディオラックに収めたいと思わせますよね。まだこの手の製品はそんなに多くない中で、ここまで高い品質なので、価格以上の絶大な効果が期待できますよね。
土方 ネットワークの前段をケアすることが、どれほど大切かわかりますよね。僕の場合は、すでにお気に入りのネットワークハブを設置していたので、ハブでケアできない部分を画期的な「FIBER BOX 2」で補っています。
生形 自分の場合、整えたつもりでいたのに、かなり良好な効果が得られのでビックリしました。
土方 一般的なメディアコンバーターは、一回メタルで入って来た回線を光変換して、またメタルに戻します。FIBER BOX 2は、それを一筐体でできることに魅力を感じました。最終段に加えて、ダイレクトに光アイソレートさせる贅沢な使い方をすると、ノイズフロアが一気に下がります。しかも驚いたことに、映像でも明暗のコントラストにリアリティが増して、音同様の効果がありました。前段に入れて、一度アイソレートしてノイズを切った状態から、SILENT SWITCHに繋げるという方法もお薦めです。いろいろな使い方ができますね。
生形 SILENT SWITCHはナチュラルな音で、使い勝手も良好。一方で、FIBER BOX 2は純粋に良い音にしてくれる。普通に考えたら、FIBER BOX 2をまずはお薦めしたいです。でも私の場合は、オーディオ評論用の機器をはじめ、録音編集用のNASがいくつかあったりしたので、SILENT SWITCHは欠かせないと思ったんです。と言いつつ、FIBER BOX 2と組み合わせたときの効果も絶大だったので、両方欲しくなっています(笑)。
土方 確かにそれくらい魅力ある製品ですよね。こんな優秀なエンジニアが香港にいたなんて、本当に驚きですよ。両モデルともリニア電源を搭載するあたり、かなりのマニアですよね(笑)。そう言った意味でも、本当にオーディオ好きな方が熱心に作っているブランド自体に、一番の魅力を感じたのかもしれません。
生形 音を聴いた時も、良い意味でマニアだなと思いましたからね(笑)。これからハブやメディアコンバーターは、より重要になっていくと思います。その中で、EDISCREATIONは、外せない選択肢になってくるでしょうね。
■EDISCREATIONの創設者エディソン・ウォン氏よりメッセージ
私はエンジニアであると同時に音楽の大ファンです。神は私に感情と機器を繋ぐ才能を与えてくれました。エモーションとパッション、そしてプレシジョン。これは私のデザイン哲学です。
生産は香港で行っていますが、これは全製品を私の手で製作し最高の品質を維持するためです。大量生産は好きではありません。なぜなら魂がないからです。
音楽は音だけで形成されるのではなく、音と魂が組み合わさることで真のハーモニーを生み出します。同様に私はエンジニアとして数学を信じていますが、同時に自分の心も信じて製品を開発しています。
最後に、弊社製品が日本という成熟されたマーケットにおいて、高い評価をいただいたことを大変うれしく思います。日本は大規模な輸出を行った最初の国であり、タクトシュトックが素晴らしい仕事をしてくれたことにも感謝しています。多くの人に弊社製品を楽しんでいただけたら幸いです。
(提供:タクトシュトック)
本記事は『季刊・オーディオアクセサリー181号』からの転載です。