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【特別企画】こだわり粉雪塗装の豊富なカラバリがそろう

音も使い勝手も“ちょうどいい”の集大成!agの完全ワイヤレス「COTSUBU」レビュー

公開日 2021/07/15 06:40 高橋 敦
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装着感周りではイヤーピースもポイント。柔らかな耳当たりが特徴の「final TYPE E完全ワイヤレス専用仕様」のSS/S/Mサイズが付属する。大きめサイズが付属しておらず、かといって別売りのイヤーピースに付け替えるとイヤホンがケースに収まらなくなる恐れもあり、普段大きめのイヤーピースを使っている方は不安を覚えるかもしれない。

しかしそこはあまり心配しなくてよさそうだ。メーカーに確認してみたところ、「COTSUBUのハウジング形状では従来より深めの装着となるので、これまでより小さめサイズのイヤーピースがフィットすると想定している」とのことだった。実際、普段はML〜Lサイズを使うことが多い筆者も、COTSUBUではMサイズで問題なかった。前述の装着ポジションの選択と合わせて工夫すれば、大半のユーザーにはフィットするだろう。

カラバリごとに異なる表情を見せるこだわりの「粉雪塗装」

そしてその装着感、外観、手にしたときの心地よさなどにも貢献している要素として忘れてはならないものといえば、シリーズ共通のオリジナル表面加工「粉雪塗装」だ。

イヤホンとケース両方の表面にほどこされた「粉雪塗装」は単なるデザインにとどまらず、肌触り/手触りを高めるなどの効果もある

低価格帯のプラスチック筐体製品では無塗装や1回塗りが多いところを、薄塗りを3度重ねる手間をかけてこの質感と手触りを実現。しっとりとざらざらの中間と表現すればよいだろうか。絶妙な心地よさだ。しかも、指紋や皮脂の汚れが目立たないという実用性も兼ね備えている。

粉雪塗装が生み出す印象はカラーバリエーションごとに様々でもある。STONEは手になじむ質感の小石のよう。BLACKは日本庭園に敷かれる玉砂利の黒玉石を思い起こさせ、SNOWはチョークや消しゴムといった文具に似て懐かしみがある。CREAM、SAKURA、SKYはファンデーションやアイシャドウといったコスメの雰囲気。BROWNYは、もうそれこそチョコレートパウダーだ。

同じ粉雪塗装でも、各カラーごとにそれぞれ異なる印象に仕上がっている

いつもは「カラバリってどれだけあっても結局、自分が気に入るのが一色あればいい方だよな……」なんて感じる方も、このモデルでは「これもいいしあっちも捨てがたい……」と迷ってしまうのではないだろうか。

他、普段使いには必要十分のIPX4生活防水仕様、充電ケースを開けただけでペアリング開始のオートペアリング機能、イヤホンの片側を充電ケースに戻すだけでオンになる「片耳モード」、高性能マイクと通話ノイズキャンセリングによる快適な通話性能などもポイント。そして対応コーデックは、TWS03RのSBCとAACに加え、aptXもサポートした。つまりiPhoneでもAndroidでもOK!ということなので、間口も大きく広がるだろう。

次ページデザイン、使い勝手、そして音質も「ちょうどいい」

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