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「DENON HOME」が待望のスマートスピーカー化! 高音質&IoTでおうち時間を最高にしてみた
■高精細かつ濃密なリッチすぎるサウンドに聴き惚れる
早速DENON HOME 150のサウンドを確かめてみよう。まずはAmazon Music HDからYOASOBI「怪物」のハイレゾ音源(48kHz/24bit)を再生すると、一聴して分かるほど素直でストレート。それでいて情報量の多さもしっかりと感じられるリッチさを併せ持つ。低域から高域までウェルバランスではあるものの、太い筆致なのに表情豊かな低域に耳を奪われる。
一般的にこのサイズのスピーカーだと低域が弱いか、強くても塊になって聴こえるかのどちらかのケースがほとんど。しかし、本機ではキレ味が鋭く、音の輪郭が明瞭だ。「怪物」の全般にわたって刻まれるバスドラム調の粘りのある低音、その上に重なる「ブイブイ」と震えるような低音など、さまざまな低音をしっかり描き分ける。
中高域の表現力も秀逸で、ボーカルが低域に埋もれていない。高域はキラキラし、ハイトーンは伸びやかだ。エッジは立っているものの、密度の濃いサウンドで聴き疲れは皆無。心地よいサウンドに、つい音量を上げたくなる。
続いてQueenの名曲「We Will Rock You」(96kHz/24bit)に切替える。途端にイントロの足踏みと拍手の音がズンズンと体を突き抜ける。このサイズのスピーカーで、ここまでリッチで厚みのある音を味わえるとは思っておらず、驚きつつも聴き入ってしまった。曲の後半、ディストーションの効いたギターが入るのだが、この音が生々しいのも嬉しい。ギターアンプから音が出ているのかと思うほど情報量が多く、真に迫っていた。
ここまでは普通のスピーカーと同じように使ってきたが、スマートスピーカーで便利なのが、朝や就寝時などタイマーによる音楽再生を声で簡単に設定できることだ。特に休日の朝は、爽やかなジャズで心地よく目を覚ましたいものだろう。ビル・エヴァンス・トリオ「If You Cloud See Me Now」(44.1kHz/16bit)は、まさにそんなシーンにピッタリのナンバーだ。
ゆったりしたピアノの音色に、ベースとドラムスが絡み合う。何度も聴くうちに、低域がしっかり曲の骨格を作っているからこそ、ピアノの音色が引き立っていることが良く分かる。また音の輪郭が明瞭なため、ボリュームを小さくしても、繊細なタッチまでしっかりと描いてくれる。部屋の隅に設置して、小音量でBGM的に流しつつも、しっかりと耳を傾ければ、リスニングに耐えうるクオリティを保っているのだ。相当の再生力があるからこそ、成せる技だろう。
他にも音声コントロールで曲を切替えたり、ボリュームを調整したりしたが、マイクの感度、処理性能とも良好で応答も実行も速かった。もちろん、Alexaアプリに連携させれば、Works with Alexaを備える照明やAndroid TV対応テレビなどの操作も可能だ。
筆者も、寝室にDENON HOME 150を設置し、リビングのテレビの操作を試みたが、難なくオン/オフやチャンネル切替えができた。朝起きたら寝室で本機に話しかけ、テレビと照明を付けておいてからリビングに行く、といった便利な生活が実現できてしまう。
これまでもスマートスピーカーはいろいろ試してきたが、このサイズでここまで迫力のサウンドを楽しめる製品を筆者は他に知らない。一方で、オーディオ機器と捉えた場合、ここまで低価格で本格的なサウンドを楽しめるネットワークスピーカーもまた記憶にない。
追加されたAlexa Built-in機能も決しておまけ的なものではなく、立派にスマートスピーカーと呼べるクオリティであった。これ1台があるだけで、おうち時間のQOLが大きく向上することは間違いない。
(協力:D&Mホールディングス)