【PR】豊かな音楽再生力と快適な装着性も兼備
ボーズ「QC Earbuds」&「QC45」一斉レビュー!人気ノイキャンシリーズ最新機の魅力に迫る
空の旅に出かけると、空港のラウンジや機内でQCシリーズのヘッドホンを身に着けながらくつろぐ人々の姿を頻繁に見かける。QC45はシリーズのトレードマークとも言える「BOSE」のブランドロゴを冠するコンパクトなオーバル型のイヤーカップを継承した。
また、専用のキャリングケースにコンパクトに収納できる、折り曲げ可能なフォルダブルデザインが引き継がれたことも、ファンには嬉しいポイントかもしれない。
QC35 IIから変更された点がいくつかある。Googleアシスタントのビルトイン、NFCによるワンタッチペアリングは省略されているが、USB-Cケーブルによる充電に新しく対応した。15分間の充電で連続約3時間使える急速充電も便利だ。
最新の高性能なシステムICチップを載せたことでノイズキャンセリング機能は消音効果に余裕が生まれた。自動車のロードノイズやエアコンのファン音など持続的に響く低音から、人の話声、電車のレールがきしむ甲高い音までバランス良くすっと消える。QC35 IIと比較してみると明らかなレベルアップが感じられる。
左イヤーカップ側面のボタンを押すと、ノイズキャンセリングモードの「クワイエット」と外音取り込みモードの「アウェア」が素速く切り替わる。どちらのモードを選択しても、音楽再生のバランスが崩れないことも見事だ。
そんなQC45のサウンドもまた、iPhone 13 Proと組み合わせて試聴。ボーカルやピアノ、ギターが演奏するメロディが柔らかく、鮮やかな音色を引き出す。タイトに引き締まった低音も充実している。アグレッシブなロックやジャズの楽曲から熱量を存分に引き出す。
オーケストラの演奏を聴くと広大な音場感に圧倒される。音像定位がとても鮮明に感じられ、ドラムスやパーカッションのリズムが足下にぴたりと吸い付くように安定する。QC35 IIに比べてまた一段と音楽性の豊かさに磨きがかかった。確かな進化の手応えを感じる。
原田知世のアルバム「恋愛小説3〜You & Me」から『小麦色のマーメイド』では、ボーカルの自然で滑らかな声の質感に息を呑んだ。
繊細なニュアンスが変化する様子を、QC45はとても慎重に細部まで、力強く引き出せるヘッドホンだと思う。ビアノや弦楽器のハーモニーが柔らかく重なり合い、安定感あふれるエレキベースのリズムが足下をしっかりと支える。躍動感に富んだ演奏に引き込まれてしまう。
ルーベン・ゴンザレスのアルバム「Introducing」から『Melodia del Rio』を聴くと、ピアノが奏でる華やかメロディの情感をとても自然に引き立てる。余韻のサスティーンがとても美しく滑らかだ。
QCシリーズのヘッドホン共通の特徴である、装着感の心地よさも従来モデルからそのまま受け継がれている。イヤーパッドのクッションは柔らかすぎず、適度な弾力感が心地よい。
眼鏡をかけた上からQC45を身に着けても側圧に負担がなく、形状がとても洗練されていると思う。クッション性の高いヘッドバンドと合わせて、頭部をやさしく包み込むような装着感が長時間に渡る音楽リスニングや、ハンズフリー通話の負担をも和らげてくれる。
QC45は、ノイズキャンセリング機能を搭載するワイヤレスヘッドホンの本質的な価値を、真摯に追求したヘッドホンといえる。様々なジャンルの音楽再生に素直に寄り添うサウンドを持ち、本体とアプリを含めて設定・操作に迷うことなくスムーズに使える安心感もある。誕生から20年を超え、ますます成熟度を高めてきたボーズ「QuietComfortシリーズ」のひとつの集大成と呼ぶべきモデルだ。
(提供:ボーズ)