【PR】OLED evoパネルが描く名作の真の姿
映画本来の姿に初めて出会う。LG有機ELテレビ「G1」シリーズの表現力に驚嘆!
■名作の真の姿と一体化。暗部階調の豊富さに嘆息する
それでは、OLED65G1の映像を体験してみよう。
『8K空撮夜景SKY WALK』(4K UHDBD)は、有機ELテレビで真価を発揮する、光と闇と色彩の叙事詩だ。G1が横浜と京浜工業地帯、都心をヘリで空撮した夜景を映し出すと、思わず嘆声を上げてしまう。ノイズというものがほとんど見られない、胸がすくような透明で精緻な高画質である。視覚上の妨害(ノイズ成分)がなく、俯瞰でとらえたビル群が水晶柱のように画面にそそりたつ。
カラーモードの選択でも、打てば響くように映像が変化することが確認できた。「シネマダーク」はこのソフトの場合、色温度が下がって灯火のきらめき感がやや後退するので、「シネマブライト」を選択した。まさに実景を目視しているかのような迫真の臨場感である。
一方、G1は有機ELテレビ中にあって抜群に黒が沈むので、対比的にピークが眩し過ぎる感があり、少々抑えたい。「ピーク輝度調整」(最大輝度のみの調整 低/中/高)がきわめて有効だ。G1で高画質ソフトを暗室で見て映像が眩しい場合、他に迷い込まず、これと「ピクセル調整」(100→90)のイージーな調整だけで事足りてしまうのはユーザーフレンドリーだ。デフォルト画質の設定の完成度が高い証左である。
さらにG1はドルビービジョンに対応し、部屋の明るさで自動調整するDolby VisionIQも搭載する。代表的なソフト『地獄の黙示録 ファイナルカット』(4K UHDBD)を見てみよう。
ドルビービジョン再生時に、本機の特徴的機能のひとつ「フィルムメーカーモード」はオフになる。カラーモード「シネマダーク」を選択して視聴を始めると、暗部階調の豊富さに感嘆した。今回のリマスターで、ヴィットリオ・ストラーロの撮影技術と各シークエンスに込められたコッポラのメッセージがあらわに浮かび上がったが、G1ならば、この名作の真の姿と一体化できる。
シーンによってはやや黒を引き込み過ぎるが、コントラストと明るさ(ブライトネス)調整の範囲内だ。『地獄の黙示録』で感心したもうひとつが、G1のサラウンド再生。ドルビーアトモス再生に対応し、65V型の画面サイズとバランスの良い、スケール感のある音場が楽しめる。
G1は、入力された音声信号をディープラーニングにより最適化する機能も備える。ドラマやニュース、映画などのジャンルを認識し、2chサウンドを5.1.2chにアップミックスすることで、立体的なサウンドを実現する。絵画と見紛うばかりの薄型筐体にトゥイーター、ツインドライバーミッドレンジ、ウーファーを搭載するなど、サウンドへの本格的な取り組みは特筆すべき点だ。
アクションシーンで、視聴室いっぱいにオブジェクトが散りばめられるのは、DSPが的確に動作している証左。新旧を問わず映画のルックと一体化する画質とあいまって、最良のオールインワンホームシアターとも言える。
■HDR/SDRを問わない表現力、映像に引き込まれる
SDRでも再生画質の鋭敏さは鈍らない。日本映画『スパイの妻』(2KBD)では「フィルムメーカーモード」を選択した。G1持ち前の映像のクラリティ(透明感)が印象的だ。明るいデイライトシーンでもコントラストのバランスを適切に堅持し、明るさのパワーを誇示せず、つねに節度があり、逆光撮影/半逆光撮影で光と影が極端に分離せず共存。この映画のテーマである個人、夫婦、国家の「秘密」をサスペンスフルに浮かび上がらせる。
もう一本のSDRがアカデミー3部門を受賞した『ノマドランド』。「フィルムメーカーモード」のデフォルトで視聴した。全編ロケーション撮影の本作は、テレビの階調表現の試金石。その鍵は自然光の表現である。G1で映画本来のパフォーマンスに初めて遭遇した感があった。
逆光撮影のシャドウ部で細かい情報が潰れない。実景や俳優のたたずまいが克明でいて自然だ。この映画の重要なテーマのひとつは「老い」で、主演女優から素人の出演者まで、年輪と辛苦を滲ませた表情を粉飾せず、ありのままの自然体でしなやかに映し出す。老いが醜くなく誇り高いのだ。
ナイトシーンのローライト撮影のナロウなコントラストの暗部も汚れがなく階調が密だ。黒のボトム付近が潰れずよく粘って、ニュアンスが豊か。映画のメッセージの孤独、自由、誇りをしっかりと支える。
G1は最新のテレビらしく、ウェブコンテンツのVODにも幅広く対応する。リモコン下部にNETFLIX、ディズニー+、Amazon Prime Video、U-NEXTのダイレクト選局ボタンを備える。
マペットアニメ『ホーンテッドマンション』はドルビービジョンフォーマット。カラーモード「シネマブライト」で艶のある色彩感豊かな映像が楽しめる。続いて名作『シャイニング』を視聴してみよう。ここではフィルムメーカーモードが有効である。本作の4K UHDBDは筆者の定番ソフトだが、G1のストリーミング映像は見劣りせず、いつのまにか映画に引き込まれていた。映像の佇まいを鋭敏にとらえ、ルックと的確に一体化する本機の包容力のなせるわざである。
超高解像度カメラで撮影された現代的な最新の映像からフィルム撮影の旧作、4K高画質パッケージからウェブ動画まで、映像の本来を最良の姿、バランスで引き出すテレビがG1である。そしてVODやゲームまで多芸多才な対応力だけでない、現代の映像すべてをいささかも歪めずありのまま包み込む、大いなる包容力が本機の魅力であった。
(提供:LGエレクトロニクス・ジャパン)