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EPOS「H3 Hybrid」が面白い!有線+Bluetoothで接続できる“万能ゲーミングヘッドセット”誕生
ヘッドバンドの調整機構には細かなクリックストップがあり、操作性は良好。Bluetoothヘッドホンとして持ち出すことを考慮してか側圧は強めだが、ほどよい硬さのイヤーパッドのおかげもあってか、5時間ほど装着し続けても終始快適に過ごせた。なおイヤーパッドは長期間使用して劣化したら交換することもできる。
■しっかりとした定位と迫力で“ヘッドホン”としても活躍
H3 Hybridには入力が有線/Bluetoothと2系統あり、それぞれ音質は異なる。今回はPC環境におけるゲームプレイと楽曲再生の2シーンで、USBとBluetooth接続で聴き比べを行った。
結論から述べると、ゲームプレイと楽曲再生のいずれにおいても、総じてUSB接続の方が音の解像感や定位感の部分で高い性能を発揮しているように感じた。ただし音質そのものは“ヘッドホン”として十分常用できる水準に達しており、日常的に映像や音楽を楽しむ分にはどちらの接続でも何の問題もないだろう。
ゲームプレイはFPSタイトルの『Far Cry 6』で試用した。同作はミッションエリア内において時に隠密行動を必要とする一対多のシューターであり、そのような場面では敵がどこにいるかをいち早く察知することが重要だ。
したがって、優先的に評価したいポイントのひとつとなるのが定位感だが、この点で優れているのはUSB接続。聞こえてくる足音から周囲にいる敵の位置を容易に把握することができた。比べてBluetooth接続の場合、足音が周囲の音と混ざって実際よりも遠くから聞こえるようで、やや位置がつかみにくいように感じられてしまう。
だが、ゲームプレイに影響する程の違いはそれくらい。シビアなタイミング合わせが必要な音ゲーや、わずかな反応遅れが命取りの対戦シューターをプレイするのでもない限り、USB接続の音質や低遅延を取るか、Bluetooth接続の利便性を取るか、必要に応じて選択すればいいだろう。
音楽再生は、『Bloodborne オリジナルサウンドトラック』(FLAC、96kHz/24bit)から「The Hunter」「Cleric Beast」で聴き比べた。同作のBGMはオーケストラとコーラスによって重厚で陰鬱な世界観を表現する独特なものだ。
こちらもUSB接続の方が音の解像感が高く、管楽器の低音にも迫力が感じられる結果となった。「Cleric Beast」のイントロとアウトロに流れる人間らしからぬうめき声にも生っぽさがあり、作中に登場する“獣”の在りようがよく伝わってくる。
ちなみに、H3 HybridはPCとUSB接続した場合のみイコライザーアプリの「EPOS Gaming Suite」が利用できるので、音の聞こえ方やマイク音質を自分好みに調整したい場合も、USB接続を使った方が選択肢が増える。
■有線+Bluetoothの音が同時に聞ける「オーディオミキシング機能」でより便利に
最後に、本機が搭載している「オーディオミキシング機能」について紹介しよう。本機にはコンソール機との接続に向けた3.5mm 4極ケーブルと、PC接続向けのUSBケーブルが用意されているが、そのどちらを使う場合もBluetoothとの同時接続が可能で、2系統の入力音声を同時に聞くことができる。
ちなみに、ヘッドセット本体には3.5mm/USB端子が個別に用意されているので、2種類のケーブルを同時に挿すこと自体はできるが、その場合USB接続が優先される。