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B&W 新「Zeppelin」を聴く。スタイリッシュで「実に完成度の高い」ワイヤレススピーカーだ!
Zeppelinで再生可能な音楽ソースは、定額制のストリーミングサービスがDeezer、Spotify、Amazon Musicとなっており、SpotifyとAmazon Music については、それぞれユーザビリティに優れる純正アプリから操作する、「Spotify Connect」「Alexa Cast」で聴取可能となっている。現時点ではAmazon Music HDには対応していない。また、インターネットラジオやポットキャスト、AirPlay 2にも対応している。
Bluetoothはバージョン5.0に準拠しており、コーデックは標準的な「AAC」、「SBC」に加え、圧縮とはなるものの48kHz/24bitのレゾリューションを持ち低遅延性や接続安定性に優れる「aptX Adaptive」に対応していることも特徴である。
またAlexa Built-in機能を搭載しているので、声での再生指示やボリューム調整など操作や、時間やニュースを聴くなど、AIスピーカーとしても利用可能。つまり、スマートスピーカーとしても使うことができる。
■かなり秀逸なデザイン。初期設定も簡単でスムーズ
今回は自宅1F視聴室でクオリティチェックを行った。
目の前に置かれたZeppelinを見た僕は、改めて美しいデザインに感心した、キャビネットは楕円形で立体的な造形を持ち、仕上げや素材の違いにより落ち着いた高級感を演出しているのだ。写真で見るよりも魅力的に見える。
ボディ中央部にはBowers & Wilkinsのロゴと動作ステータスを表すLEDが仕込まれている。
キャビネットの底部からはLEDが床に向かって照らされるので、一瞬、筐体が空中に浮いているように見える。未来的で洗練されており、いま購入できる一体型スピーカーの中でもかなり秀逸なデザインだ。
また、本体色に合わせて視覚的にケーブルの存在を主張しないホワイトの電源ケーブルが付属するところなども地味に嬉しい(※ミッドナイト・グレーモデルにはブラックのケーブルが付属)。
使い始めるためのセッティングもスムーズに行える。Wi-Fi環境があれば、Zeppelin本体に接続するのは電源ケーブルのみ。スマートフォンやタブレットに操作アプリをインストールして、メールアドレスとパスワード入力して1つアカウントを作成する。
あとは、Zeppelinの電源を入れて、初期設定を行えばよい。
ここで1つ良いなと思ったのは、設定画面が対話式でイラストも沢山出てくるので実にスムーズに設定が行えることだった。スマホの操作に慣れている人なら、ここまでの作業は10分もかからないはず。
実はWi-Fiを使うワイヤレススピーカーの中には、この手の作業に慣れている僕でも、設定が難解に感じるモデルも少なくない。「購入した人は大変だろうな」と思う製品もあるのだが、Zeppelinは違う。他のメーカーも見習って欲しいほどのスムーズさだ。
■音質は「オーディオ的な尺度と音楽性が高度に両立」
Zeppelinは最大96kHz/24bitの内部処理を行なっているロスレス/ハイレゾ対応スピーカーだ。ということで、まずは44.1kHz/16bitのロスレスクオリティで配信される、フランス生まれのストリーミングサービス「Deezer」から、筆者が最近リファレンス楽曲として聴いているポップスの女性ヴォーカル曲、アデル「Easy on me」(44.1kHz/16bit)を再生。Zeppelinのサウンドキャラクターを把握する。
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