PR開発者に訊く “製品の裏側”
大口径ドライバー&ANCで6千円台! VGPでコスパ大賞、SOUNDPEATS「Mini Pro」の魅力に迫る
小型サイズを大口径ドライバー&ANCでも実現
総合的な技術力/開発力といえば、ユニットデザインにも現れるところ。その点、Mini Proの軽さと小ささは出色だ。完全ワイヤレスイヤホンはユニット内部に基板とバッテリーを内蔵するため、小ささ優先でドライバー径を小さくした製品が多くなりがちだ。
しかしMini Proは、10mm径の振動板を採用しつつ、耳もとすっきりのバッズ(蕾)型。ANCにも対応し、そうたやすく完成できるものではない。その旨を黄氏に訊ねたところ、とにかく耳に入る部分を小さくしたのだという。
「Mini Proはノイズキャンセリング対応のためキャビティの占める容積が大きく、消費電力も増えるため、搭載するバッテリーは一般的な完全ワイヤレスイヤホンより大きくなります。そこで私たちが導き出した答えが “バッテリーや基板を耳の外に配置する” ことでした。耳に入る部分をできるだけ小さくすることで、従来のバッズ型とは異なるMini Proを実現したのです。3種類の候補から最終的に現在のデザインを選びましたが、美しさと装着感をどう両立させるかなど、高度な工業デザイン力が求められるタスクでしたね」
このように、SOUNDPEATSが総力をあげて生み出した完全ワイヤレスイヤホン「Mini Pro」。音質、ANCの効果、コンパクトなデザインの三拍子が揃い、それでいて6千円台というまさに “コスパ無双” の製品だ。IPX5レベルの防水性能を備えることもあり、どこへでも気軽に持ち出せる “ラフに付き合える相棒” として、まさにベストチョイスの1台となることだろう。
今後の新製品予定も“チラ見せ”
Mini Proの開発ストーリーを取材したとき、何気なくドライバーの開発状況全般を訊ねたところ、おもしろい話を聞くことができた。なんと、平面振動板を採用する製品を検討中なのだという。とにかく破竹の勢いで開発を進めるブランドだけに、実物を目にするのはそう先の話ではなさそうだ。
「新しいドライバー技術にも積極的に取り組んでいます。たとえば、次世代のデュアルダイナミックドライバー製品にチタンメッキの6面体振動板を採用し、超高音域を強化してハイレゾ対応させるとか。完全ワイヤレスイヤホンに平面振動板を採用するプロジェクトも開始しました。音の柔らかさと超高音域の特性のよさで、バイオ素材振動板に代わりうる振動板になるのでは、と期待しています」
さらに、新シリーズと機能面に関する情報も入手した。未発表の製品についてここまで明かしていいのかという気もするが、構わないという。このおおらかさと実直さ、そこからは伺い知れない飽くなき進取の気性が、SOUNDPEATSのブランドカラーなのだろう。そしてそれが製品に滲み出ているところに、彼らの魅力と可能性を実感してしまうのだ。
「ご存知のとおり、SOUNDPEATSは新技術や音質について厳しい要求を掲げています。2022年後半の主な計画としては、LDACのサポートおよびハイレゾ認証の完全ワイヤレス製品をシリーズ化する予定です。現在「HI-RES Matrix」と呼んでいますが、形状や音響技術にバリエーション(セミインイヤー、デュアルドライバー、コイルなど)を設け、4モデルほど展開する予定です」
「さらに、Qualcomm Snapdragon Listeningに対応した製品を年末までに発売する予定です。最新のオーディオデコード技術である「aptX Lossless」の採用が目玉で、不可逆圧縮ではない真のロスレスサウンドを実現します。Dolby Atmosなど音場処理技術の導入も進めていく予定ですので、どうかご期待ください」
(提供:SOUNDPEATS)