PR外音取り込み/マイク性能が大幅進化
コンパクト完全ワイヤレスGLIDiC「TW-4000s」が超優秀!VGPコスパ大賞も“納得“の完成度だ
■外音取り込み&マイク性能が大幅レベルアップ! AI恐るべし
続いて、前モデルからアップデートされたという外音取り込み機能とマイクについても、実際に確認した。
まず外音取り込み。カタログなどでは音質について触れられていないが、新旧で明らかな違いが確認できた。TW-4000sは周波数レンジの広さが圧倒的。言い換えると、TW-4000はヒトの声を取り込むことを優先していたのか、高い音と低い音が削られ、AMラジオ的な音色。対するTW-4000sは、スピーカーから流している音楽を、イヤホンをしたままで違和感なく楽しめるレベルだ。
使い方や頻度にもよるが、イヤホンを外したかのように聞こえる本機の外音取り込み機能は、実用性が大きく増したと言っていいだろう。ちなみに、本機の外音取り込み機能は、イヤホンの上部に設けられた物理スイッチを押してオン・オフが切り替え可能。タッチセンサーと比べて、指先に感覚のフィードバックがあり、確実に操作できるのも特徴だ。
次にマイクの収音性能。ドライヤーで一定の騒音を出し、同じ条件下で録音して比較したところ、こちらも明らかな違いを感じられた。
TW-4000は背景にドライヤーの音がずっと聞こえる。声が不明瞭になる訳ではないが、発話内容が埋もれがちだ。一方、TW-4000sは、ドライヤーの音が全くと言って良いほど聞こえない。いろいろなケースがあると思うので絶対とは言い切れないが、筆者が確認した状態では、手品のようにドライヤー騒音がキャンセルされている。
副作用としては、声色が僅かながら変化するように感じたり、発話が途切れるとミュートが働いて、その「無音」が気になったりもするが、「発話の内容を聞き取る」という点では優れているといえる。AI恐るべし、である。
TW-4000のコンパクトさを継承した新モデル、TW-4000s。サウンド面では先代のクオリティを引き継ぎつつ、傾向としてはより屋外での使用に最適化された印象。アップデートされた外音取込みの音質とマイクのノイズキャンセリングは、明らかな進化と言え、コンパクトモデルがより「モバイル」に強くリニューアルされた印象を受けた。
「モバイル」という明確なコンセプトを持ち、無駄なく細部まで磨き上げられた本機。VGP2022 SUMMERライフスタイル「コスパ大賞」に相応しく納得の、お買い得モデルである。
(協力:SB C&S)