技術面・音質面でシーンを牽引
U10000の絶対王者、プロが認めた“高コスパ”!SOUNDPEATSの完全ワイヤレス「Mini Pro」「Air3 Deluxe」レビュー
最先端のスペック、驚くような高品位なサウンドを1万円未満のお値打ち価格で提供してくれるオーディオブランド、SOUNDPEATS(サウンドピーツ)がこの夏も、プロの評論家たちを唸らせ、VGPアワードを席巻した。ここではVGP2022 SUMMERで「コスパ大賞」および「金賞」を獲得した、お薦めの完全ワイヤレスイヤホンを紹介していこう。
新機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンを矢継ぎ早にリリースする開発スピードの速さと、良質なサウンドクオリティを両立。それでいて、有数のコストパフォーマンスを誇っているのが、新進気鋭のオーディオブランド「サウンドピーツ」だ。ちょっと目を離すと、次々と新たなアイテムがデビューしてくる。
実際、ここ1年間に5モデル以上の新製品が登場、そのすべてに最先端の音響技術が盛り込まれている。しかも機能性だけではなく、音質に関しても日進月歩の進化を遂げているのだ。誕生してから10年という若い企業ということもあってか、常に「最新のものが最良」というデジタル系の製品の法則を実践し続けている。
そんなサウンドピーツの新製品のなかから、2022年夏のVGPアワードで金賞に輝いた実力機、「Mini Pro」と「Air3 Deluxe」を紹介していきたい。
Mini Proは、超小型のイヤホン本体によって軽快な装着性を実現した「Mini」のアップグレードモデルだ。
手軽で軽快、というコンセプトはそのままに、機能面を大幅に向上させている。とりわけ注目すべきは、最大35dBの騒音低減効果を謳うANC(アクティブノイズキャンセリング)機能だ。イヤホン内外にフィードフォワード/フィードバックマイクを配置したハイブリッド方式の高性能ANCとすることで、様々な環境で存分に音楽が楽しめる製品に仕立てられている。
また、クアルコム社製のBluetoothチップセット「QCC3040」を採用。Bluetooth 5.2対応によって接続安定性を向上したほか、使用環境の電波状況やコンテンツに合わせて、ハイレゾ級サウンドや低遅延モードを活用できるaptX Adaptiveコーデックにも対応。良音質かつ使い勝手のよい製品に作り上げられている。
また、サウンドピーツらしい音質へのこだわりが盛り込まれているのも、Mini Proならではの特徴だ。ドライバーは小型の完全ワイヤレスイヤホンとしては望外といえる10mm口径ユニットを搭載。加えて、バイオセルロース振動板を採用することで繊細で解像度の高い、美しい中高域再生を実現。歪み感の少ない低中音域も実現しているという。
メーカーのアピール通り、実際のサウンドはなかなかに良質だ。基本的にはダイレクト感の高い、メリハリのよいサウンドで、低域の量感もたっぷり。おかげで迫力ある演奏が楽しめる。洋楽やクラシックとのマッチングがよいようにも感じるが、基本的には音楽ジャンルを選ばず、ロックやジャズも躍動的な表現で楽しい。この価格でここまでの機能性とサウンドを持ち合わせているのは嬉しいかぎりだ。VGP2022 SUMMERでは、その完成度の高さから特別賞として「コスパ大賞」が授与されている。
続いて、Air3 Deluxeを紹介しよう。こちらは耳に触れる部分がコンパクトで操作感に優れたステム形状を採用している。名前のとおり、「Air3」のデラックスモデルの位置づけで、インイヤー型ながら特殊なノズル形状によって、ある程度の遮音性が確保されたデザインは変わらず、本体仕上げや専用ケースの形状など、おもに質感や使い勝手の面で改良が行われている。
また、クアルコム社製のBluetoothチップセット「QCC3040」を採用し、aptX Adaptiveコーデックに対応している点は、Mini Proと同じだ。最新システムによって、使い勝手と音質の両面を追求した様子が窺える。なお、こちらにはANC機能は搭載されていない。
独自開発された14.2mm口径ドライバーが生み出すサウンドはというと、煌びやかな高域と充分な量感が確保された低域が特徴だ。おかげで、煌びやかな音色で軽やかなタッチのピアノ演奏が楽しめる。金管楽器も存在感が強く、息遣いも強い。いっぽう、ボーカルは男性も女性もややドライな傾向があり、大人びた歌声に感じられる。
情緒感もしっかり伝わってきてくれるので、聴いていて楽しい。なかなかに魅力的なサウンドだ。なによりも、耳穴への負担がないインイヤー型でありながら、ダイレクト感の高い、ヌケのよいサウンドを楽しませてくれる。これもAir3 Deluxeならではの、絶妙なノズル形状の恩恵だろう。
インイヤー型が苦手な人間でも使いこなすことができそうな、完成度の高い製品だと思う。このように、サウンドピーツの完全ワイヤレスイヤホンはいずれも良質、かつ魅力的な製品に仕上がっている。自分にとって最良な製品を見つけ出してほしい。
【SPEC:Mini Pro】 ●通信方式:Bluetooth5.2 ●対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive ●ドライバー口径:10mm ●連続再生時間:7時間(ケース込み21時間)※ノーマルモード/5時間(ケース込み15時間)※ANC ON ●質量:約4.97g ●付属品:イヤーチップ(S/M/L)、充電ケーブル
【SPEC:Air3 Deluxe】 ●通信方式:Bluetooth 5.2 ●対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive ●ドライバー口径:14.2mm ●連続再生時間:5時間(ケース込み21時間) ●質量:約4g ●付属品:充電ケーブル
(協力:SOUNDPEATS)
技術面でも音質面でも、シーンを牽引する存在
新機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンを矢継ぎ早にリリースする開発スピードの速さと、良質なサウンドクオリティを両立。それでいて、有数のコストパフォーマンスを誇っているのが、新進気鋭のオーディオブランド「サウンドピーツ」だ。ちょっと目を離すと、次々と新たなアイテムがデビューしてくる。
実際、ここ1年間に5モデル以上の新製品が登場、そのすべてに最先端の音響技術が盛り込まれている。しかも機能性だけではなく、音質に関しても日進月歩の進化を遂げているのだ。誕生してから10年という若い企業ということもあってか、常に「最新のものが最良」というデジタル系の製品の法則を実践し続けている。
そんなサウンドピーツの新製品のなかから、2022年夏のVGPアワードで金賞に輝いた実力機、「Mini Pro」と「Air3 Deluxe」を紹介していきたい。
ノイズキャンセリング搭載の「Mini Pro」
Mini Proは、超小型のイヤホン本体によって軽快な装着性を実現した「Mini」のアップグレードモデルだ。
手軽で軽快、というコンセプトはそのままに、機能面を大幅に向上させている。とりわけ注目すべきは、最大35dBの騒音低減効果を謳うANC(アクティブノイズキャンセリング)機能だ。イヤホン内外にフィードフォワード/フィードバックマイクを配置したハイブリッド方式の高性能ANCとすることで、様々な環境で存分に音楽が楽しめる製品に仕立てられている。
また、クアルコム社製のBluetoothチップセット「QCC3040」を採用。Bluetooth 5.2対応によって接続安定性を向上したほか、使用環境の電波状況やコンテンツに合わせて、ハイレゾ級サウンドや低遅延モードを活用できるaptX Adaptiveコーデックにも対応。良音質かつ使い勝手のよい製品に作り上げられている。
また、サウンドピーツらしい音質へのこだわりが盛り込まれているのも、Mini Proならではの特徴だ。ドライバーは小型の完全ワイヤレスイヤホンとしては望外といえる10mm口径ユニットを搭載。加えて、バイオセルロース振動板を採用することで繊細で解像度の高い、美しい中高域再生を実現。歪み感の少ない低中音域も実現しているという。
メーカーのアピール通り、実際のサウンドはなかなかに良質だ。基本的にはダイレクト感の高い、メリハリのよいサウンドで、低域の量感もたっぷり。おかげで迫力ある演奏が楽しめる。洋楽やクラシックとのマッチングがよいようにも感じるが、基本的には音楽ジャンルを選ばず、ロックやジャズも躍動的な表現で楽しい。この価格でここまでの機能性とサウンドを持ち合わせているのは嬉しいかぎりだ。VGP2022 SUMMERでは、その完成度の高さから特別賞として「コスパ大賞」が授与されている。
大口径ドライバー×低遅延の「Air3 Deluxe」
続いて、Air3 Deluxeを紹介しよう。こちらは耳に触れる部分がコンパクトで操作感に優れたステム形状を採用している。名前のとおり、「Air3」のデラックスモデルの位置づけで、インイヤー型ながら特殊なノズル形状によって、ある程度の遮音性が確保されたデザインは変わらず、本体仕上げや専用ケースの形状など、おもに質感や使い勝手の面で改良が行われている。
また、クアルコム社製のBluetoothチップセット「QCC3040」を採用し、aptX Adaptiveコーデックに対応している点は、Mini Proと同じだ。最新システムによって、使い勝手と音質の両面を追求した様子が窺える。なお、こちらにはANC機能は搭載されていない。
独自開発された14.2mm口径ドライバーが生み出すサウンドはというと、煌びやかな高域と充分な量感が確保された低域が特徴だ。おかげで、煌びやかな音色で軽やかなタッチのピアノ演奏が楽しめる。金管楽器も存在感が強く、息遣いも強い。いっぽう、ボーカルは男性も女性もややドライな傾向があり、大人びた歌声に感じられる。
情緒感もしっかり伝わってきてくれるので、聴いていて楽しい。なかなかに魅力的なサウンドだ。なによりも、耳穴への負担がないインイヤー型でありながら、ダイレクト感の高い、ヌケのよいサウンドを楽しませてくれる。これもAir3 Deluxeならではの、絶妙なノズル形状の恩恵だろう。
インイヤー型が苦手な人間でも使いこなすことができそうな、完成度の高い製品だと思う。このように、サウンドピーツの完全ワイヤレスイヤホンはいずれも良質、かつ魅力的な製品に仕上がっている。自分にとって最良な製品を見つけ出してほしい。
【SPEC:Mini Pro】 ●通信方式:Bluetooth5.2 ●対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive ●ドライバー口径:10mm ●連続再生時間:7時間(ケース込み21時間)※ノーマルモード/5時間(ケース込み15時間)※ANC ON ●質量:約4.97g ●付属品:イヤーチップ(S/M/L)、充電ケーブル
【SPEC:Air3 Deluxe】 ●通信方式:Bluetooth 5.2 ●対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive ●ドライバー口径:14.2mm ●連続再生時間:5時間(ケース込み21時間) ●質量:約4g ●付属品:充電ケーブル
(協力:SOUNDPEATS)