PR10種類に増えた新モデルの違いを検証
人気イヤホンで実践!完全ワイヤレス専用“コンプライ”「TRUEGRIP Pro」で快適装着
フォームタイプ・イヤーピースブランドの本家本元といえるCOMPLY(コンプライ)より、完全ワイヤレスイヤホン用の新シリーズ「TRUEGRIP Pro(トゥルーグリップ プロ)」が登場した。
こちらの製品、「傘の形状」「芯のタイプ」「取り付け位置」が異なる8つのバリエーションが用意され、さらにアップル「AirPods Pro」やサムスン「Galaxy Buds Pro」専用モデルも展開。合計10モデルものラインナップとなっている。新シリーズとはいえ、一斉に10種類もの新モデルが登場するのは、コンプライはもとより他ブランドも含めて滅多にない試みといっていい。
そんな新しいTRUEGRIP Proを、今回様々な完全ワイヤレスイヤホンで試すことができたので、今までのモデルと何が変わったのか、さっそくレビューしていきたいと思う。
もともとコンプライのイヤーピースは、創始者である故ロバート・オリヴェイラ氏が過去に手がけた補聴器のノウハウを活かし、遮音性の高いコミュニケーションデバイスの開発に取り組んだことから始まった。代表的な製品としてはヘリコプター操縦士の通信機用イヤーピースが挙げられ、115dB以上の騒音に包まれるヘリコプター機内でスムーズにコミュニケーションできる遮音性を確保していた。その後、カナル型イヤホン用の製品を手がけたことで一躍注目を集め、現在も高い人気を保ち続けるイヤーピースブランドとなっている。
そんなコンプライの展開するフォームタイプ・イヤーピースだが、イヤホンの付属品としても一般的なシリコンタイプのイヤーピースに比べ、確固たるメリットを持ち合わせている。それは、「高いフィット感」「高い遮音性」「心地よい装着感」の3点だ。
コンプライのイヤーピースが採用するのは、“体温で柔らかくなる” 独自のポリウレタンフォーム素材。指でギュッと潰してから耳に入れると徐々にふくらみ、さらに耳の中で温められることで、耳の穴の形にぴったりフィット。完全ワイヤレスイヤホンにとって大きな問題である耳からの脱落を起きにくくしてくれる。しかも、ノズル部分が理想的なポジションで固定されるため、音質面でもアドバンテージがある。
また、耳の形によっては隙間ができてしまったりと、遮音性を確保するのにひと手間かかる場合があるシリコン製イヤーピースに対して、上述したコンプライのフォーム素材はどんな人の耳にもピッタリフィットしてくれるので、格別の遮音性を持ち合わせている。そのクオリティの高さから、一時期「コンプライを使うと低音が大きくなる傾向がある」と勘違いされたほどだ。実は、コンプライを装着した際の帯域バランスこそが、そのイヤホン本来のサウンドだったりする。
そして「心地よい装着感」というのが3つめの魅力だ。シリコン製イヤーピースでは、“傘” 部分の張りが強い製品や、大きめのサイズを選ぶことでより高い遮音性を得られる傾向があるが、そういったものを長時間装着していると耳が痛くなったりすることがある。対してコンプライは、フォーム素材によって圧力が綺麗に分散されるため、耳への負担は皆無に等しい。吸水速乾性もあるため蒸れにくく、また近年のモデルは表面に特殊なコーティングを行っているため、ベタつかず肌触りもよい。
そう、コンプライのイヤーピースは、遮音性と音質と装着感の三拍子が揃った、なかなか優秀な製品に仕上がっている。高級イヤホンなどでコンプライ製イヤーピースが同梱されることがあるのは、こういった数々のメリットがあるからこそだろう。
さて、ここから本題となる新しいTRUEGRIP Proシリーズの詳細について紹介していこう。TRUEGRIP Proシリーズは完全ワイヤレスイヤホン専用となっていて、様々な形状を幅広くフォローすべく、大きく分けて8つのモデル(+特定のイヤホン専用設計の2モデル)がラインナップされている。モデルごとの主な違いとなるのは、「傘の形状」「芯のタイプ」「取り付け位置」の3点だ。
まず「傘の形状」は3タイプ。ほぼ円筒形をした “TWR”、円錐形の “TW”、楕円形の “TWo” を展開する。続いて「芯のタイプ」は、イヤホンのノズルを挿し込む軸穴の大きさなどのことで、モデル名にある3ケタの数字で区別されている。そして「取り付け位置」は、ノズルを軸穴に固定する際の深さ。モデル名の末尾のアルファベットで表されていて、例えば “A” ならイヤーピースの先端近くまで、反対に “C” なら軸穴の浅いところでノズルを固定するといったぐあいだ。
このようなバリエーション展開によって、コンプライ・イヤーピースのメリットが、幅広い完全ワイヤレスイヤホンで享受できるようになってくれたのは嬉しいかぎり。使っているイヤホンに応じた最適なコンプライを選べば、いつの間にかイヤホンから抜け落ちたり、逆にノズルから外せなくなったりすることはないし、充電ケースとイヤーピースが干渉してフタが閉まらないといったトラブルも避けられる。ちなみに、どのイヤホンにどのTRUEGRIP Proを使えばよいかは、コンプライ公式ページにある対応表などで確認できる。
加えて、TRUEGRIP Proシリーズのすべてのモデルで、S/M/Lの3サイズがラインナップされる。これは、様々な完全ワイヤレスイヤホンでベストな装着感を実現するためのバリエーション展開だが、耳穴の小さい人にとっても嬉しい展開となっている。
こちらの製品、「傘の形状」「芯のタイプ」「取り付け位置」が異なる8つのバリエーションが用意され、さらにアップル「AirPods Pro」やサムスン「Galaxy Buds Pro」専用モデルも展開。合計10モデルものラインナップとなっている。新シリーズとはいえ、一斉に10種類もの新モデルが登場するのは、コンプライはもとより他ブランドも含めて滅多にない試みといっていい。
そんな新しいTRUEGRIP Proを、今回様々な完全ワイヤレスイヤホンで試すことができたので、今までのモデルと何が変わったのか、さっそくレビューしていきたいと思う。
■「コンプライ」イヤーピースはフォーム素材が一味違う!
もともとコンプライのイヤーピースは、創始者である故ロバート・オリヴェイラ氏が過去に手がけた補聴器のノウハウを活かし、遮音性の高いコミュニケーションデバイスの開発に取り組んだことから始まった。代表的な製品としてはヘリコプター操縦士の通信機用イヤーピースが挙げられ、115dB以上の騒音に包まれるヘリコプター機内でスムーズにコミュニケーションできる遮音性を確保していた。その後、カナル型イヤホン用の製品を手がけたことで一躍注目を集め、現在も高い人気を保ち続けるイヤーピースブランドとなっている。
そんなコンプライの展開するフォームタイプ・イヤーピースだが、イヤホンの付属品としても一般的なシリコンタイプのイヤーピースに比べ、確固たるメリットを持ち合わせている。それは、「高いフィット感」「高い遮音性」「心地よい装着感」の3点だ。
コンプライのイヤーピースが採用するのは、“体温で柔らかくなる” 独自のポリウレタンフォーム素材。指でギュッと潰してから耳に入れると徐々にふくらみ、さらに耳の中で温められることで、耳の穴の形にぴったりフィット。完全ワイヤレスイヤホンにとって大きな問題である耳からの脱落を起きにくくしてくれる。しかも、ノズル部分が理想的なポジションで固定されるため、音質面でもアドバンテージがある。
また、耳の形によっては隙間ができてしまったりと、遮音性を確保するのにひと手間かかる場合があるシリコン製イヤーピースに対して、上述したコンプライのフォーム素材はどんな人の耳にもピッタリフィットしてくれるので、格別の遮音性を持ち合わせている。そのクオリティの高さから、一時期「コンプライを使うと低音が大きくなる傾向がある」と勘違いされたほどだ。実は、コンプライを装着した際の帯域バランスこそが、そのイヤホン本来のサウンドだったりする。
そして「心地よい装着感」というのが3つめの魅力だ。シリコン製イヤーピースでは、“傘” 部分の張りが強い製品や、大きめのサイズを選ぶことでより高い遮音性を得られる傾向があるが、そういったものを長時間装着していると耳が痛くなったりすることがある。対してコンプライは、フォーム素材によって圧力が綺麗に分散されるため、耳への負担は皆無に等しい。吸水速乾性もあるため蒸れにくく、また近年のモデルは表面に特殊なコーティングを行っているため、ベタつかず肌触りもよい。
そう、コンプライのイヤーピースは、遮音性と音質と装着感の三拍子が揃った、なかなか優秀な製品に仕上がっている。高級イヤホンなどでコンプライ製イヤーピースが同梱されることがあるのは、こういった数々のメリットがあるからこそだろう。
■完全ワイヤレスイヤホンに特化した新しい「TRUEGRIP Pro」
さて、ここから本題となる新しいTRUEGRIP Proシリーズの詳細について紹介していこう。TRUEGRIP Proシリーズは完全ワイヤレスイヤホン専用となっていて、様々な形状を幅広くフォローすべく、大きく分けて8つのモデル(+特定のイヤホン専用設計の2モデル)がラインナップされている。モデルごとの主な違いとなるのは、「傘の形状」「芯のタイプ」「取り付け位置」の3点だ。
まず「傘の形状」は3タイプ。ほぼ円筒形をした “TWR”、円錐形の “TW”、楕円形の “TWo” を展開する。続いて「芯のタイプ」は、イヤホンのノズルを挿し込む軸穴の大きさなどのことで、モデル名にある3ケタの数字で区別されている。そして「取り付け位置」は、ノズルを軸穴に固定する際の深さ。モデル名の末尾のアルファベットで表されていて、例えば “A” ならイヤーピースの先端近くまで、反対に “C” なら軸穴の浅いところでノズルを固定するといったぐあいだ。
このようなバリエーション展開によって、コンプライ・イヤーピースのメリットが、幅広い完全ワイヤレスイヤホンで享受できるようになってくれたのは嬉しいかぎり。使っているイヤホンに応じた最適なコンプライを選べば、いつの間にかイヤホンから抜け落ちたり、逆にノズルから外せなくなったりすることはないし、充電ケースとイヤーピースが干渉してフタが閉まらないといったトラブルも避けられる。ちなみに、どのイヤホンにどのTRUEGRIP Proを使えばよいかは、コンプライ公式ページにある対応表などで確認できる。
加えて、TRUEGRIP Proシリーズのすべてのモデルで、S/M/Lの3サイズがラインナップされる。これは、様々な完全ワイヤレスイヤホンでベストな装着感を実現するためのバリエーション展開だが、耳穴の小さい人にとっても嬉しい展開となっている。
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