PR10種類に増えた新モデルの違いを検証
人気イヤホンで実践!完全ワイヤレス専用“コンプライ”「TRUEGRIP Pro」で快適装着
■3種類のイヤホンに3タイプの「TRUEGRIP Pro」を装着!
さて、それでは実際にTRUEGRIP Proシリーズをイヤホンに取り付け、純正イヤーピースと比較試聴してみよう。イヤホンは、それぞれ対応するTRUEGRIP Proが異なる3機種を用意した。
まずはJabra「Elite 7 Pro」から。こちらにはTRUEGRIP Proの円錐形タイプ「TW-170-A」をチョイスした。純正シリコンイヤーピースに対して、一見するとTW-170-Aは随分と大きく、長く感じる。しかしながら、実際にはピッタリ。ノズルの根本までカバーしてくれるためか、遮音性も装着感も良好だ。ANC(アクティブノイズキャンセリング機能)の遮音性はさらに高まってくれるし、耳からこぼれ落ちることのない安定した装着感となる。
音質に関しても、本来のクリアな中高域表現はそのままに、低域が量感だけでなく質感も向上。落ち着きのある、それでいてグルーブ感のある表現にシフト。随分と聴き心地のよいサウンドへと変化してくれた。
続いて、JBLから今年発売された「JBL Live Free2 TWS」を試してみる。実は、最新のJBL製完全ワイヤレスイヤホンは装着感や密閉性を求めてか、楕円型ノズルを採用しているものが多い。そのため、これまではベストフィットといえるコンプライが存在しなかったのだ。そういう意味で、楕円形タイプ「TWo-220-C」の登場は嬉しいかぎり。さっそく試してみることにした。
想像通り、装着感、密閉性ともに良好。特に装着感については、筆者は純正シリコンイヤーピースだと片側がズルズルと耳穴から押し出されがちで、時に外れてしまう場合もあるのだが、TWo-220-Cを使用することでその現象が見事に解消。ピッタリとフィットしてくれた。同時に遮音性も高まったため、ANCについてもより効果的になった。
いちばん変化が大きかったのは、音質だ。低域が量感を増し、質感も中高域と揃ってくれたことから、重心の低い落ち着きのあるサウンドを聴かせてくれるようになった。もともとJBLはアメリカンサウンドを象徴する音色傾向を持つが、そのなかでも西海岸から東海岸へと変化したイメージ。奔放さを保ちつつもバランスが取れ、丁寧なディテール表現のサウンドへとシフトした。洋楽はとても聴き心地よいし、宇多田ヒカルの歌声も魅力的に聴かせてくれる。抜群の相性といえるだろう。
最後に、ソニー「XF-1000XM4」を試してみる。こちらには独自開発のフォームタイプ・イヤーピースが付属しているのでそれと比較した。コンプライは「TW-200-C」を試してみる。
正直なところ、重心バランスと高域表現においてキャラクターが異なるものの、音質そのものに関しては優劣はない。纏まりのよいディテール表現が丁寧な純正イヤーピースか、重心の低い落ち着きのあるサウンドのコンプライか、どちらを選ぶかはあくまで好みの範疇といったところだ。
いっぽうで、装着感や密閉度の高さではコンプライのほうに分があると感じた。なかでも密閉度の高さについては、体温で柔らかくなったフォーム素材が隙間なくフィットしてくれているのだろう、漏れ聞こえる外音もいちだんと小さくなった印象だ。
このようにコンプライのTRUEGRIP Proシリーズは、装着性や遮音性を高めてくれるだけでなく、完全ワイヤレスイヤホンの音質的な本来の魅力をしっかりと引き出す良質な製品に仕上がっていると感じた。周りの騒音をさらに抑えることはもちろん、愛用の完全ワイヤレスイヤホンの実力を存分に発揮させたいと思った時は、ぜひ試してみて欲しい。
(提供:株式会社エントリージャパン)