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30m近く離しても速度が落ちない

いま最強のネット環境!日本初Wi-Fi 6E×クアッドバンドのメッシュWi-Fi「Orbi 9」に驚いた

公開日 2022/12/02 06:30 折原一也
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まず、親機だけでどれだけの速度が出るのか。ショールーム内で目撃したWi-Fi接続時の最大値は、実測値でなんと800Mbps(fast.comで測定)だった。

AVファン目線でこの超高速通信を活かしきる要素として考えられるのが、高画質の映像ストリーミングだろう。そこでショールームにあったApple TVに加えて、取材に立ち会った全員のノートPCやスマホをかき集めて、10台同時にYouTubeの4K動画を再生してみたのだが、このような高負荷でも映像が途切れる気配すらまったくなかった。

端末をかき集めて4K動画を再生したが、それでも余裕のパフォーマンスを発揮した

速度が落ちやすいサテライト、Orbi 9ならどうなる?



続いてテストしたのは、メッシュWi-Fiを構築した速度、つまりサテライトを増設・経由した状況での検証だ。

まず親機のみで、どこまで通信できるか試してみた。ショールームの廊下を歩き、可能な限り距離を取ってみると約28m。そこで測定した結果が200Mbpsで、扉を開けて会議室Aにまで入ると、40Mbpsまで低下してしまった。

廊下を端まで歩くと親機から約28mとなった

そこでルーター本体から約28mの距離にサテライトを設置してみると、間近の位置では690Mbpsと劇的に改善された。MacBook Airで弱くなった電波を直接受信するよりも、サテライトを利用してカバレッジを拡大した場合の方が、より速度が出るのだ。

約28mの距離にサテライトを設置した

さらに40Mbpsまで速度低下のあった会議室Aでは800Mbpsを記録。ネットギアのショールームでは多くのWi-Fiルーターによって電波が混線しており、速度はどうしても上下してしまう。そこでサテライト背面のLAN端子にケーブルを接続して測ったところ、910Mbpsという数字を叩き出せた。親機からサテライトまで高速なネットワークが届いているのは、専用バックホールによる恩恵だろう。

サテライトにLANケーブルを接続すると910Mbpsという結果に

40Mbpsまで落ち込む場所も、サテライトを設置すると800Mbpsまで上昇

さて、Orbi 9にはサテライトが2台付属している。そこで、会議室Bにサテライトを設置して、どこまで電波が改善するか試してみた。この会議室Bは、金属製のドアが電波を遮るため、親機とサテライト1台では180Mbpsまで速度が落ち込んだ場所だ。

結果として、会議室Bに2台目のサテライトを設置すると、通信速度は270Mbpsまで改善した。障害物がある場合であっても、サテライトを一度経由することで電波状況が改善し、速度アップに繋がることが確認できた。

サテライトを2台に増やすことで、悪環境でも270Mbpsまで底上げできた

長く使いたい&性能に妥協したいユーザーに



ここまでの悪条件でWi-Fiをカバーできるのなら、日本の一般的な一戸建て家庭なんて余裕でカバーすることは言うまでもない。もしピンポイントで電波の飛びが弱い箇所があれば、狙ってサテライトを設置してカバーする、というのが使いこなすポイントだ。

Orbi 9は妥協したくないAVファンにもおすすめ

税込275,400円前後という想定価格はWi-Fiルーターとしては確かにハイエンドだが、そのプライスに見合った圧倒的なまでの高速・安定化の実力を確認できた。それにWi-Fiルーターは一度購入すれば長く使えるものだし、電波が届かずまた別の機種に買い替えなんてことになったら本末転倒だ。

繰り返しとなるが、Orbi 9は次世代のWi-Fi 6Eにいち早く対応しているモデルだ。そしてクアッドバンドとバックホール対応、12本ものアンテナ、強力なセキュリティ機能など、現時点でこれ以上ないほどのスペックが詰め込まれている。家庭向けに最強のWi-Fi環境を構築したいなら投資する価値はあるだろう。ぜひ、ネットギア「Orbi 9」の導入を検討してみてほしい。






(提供:ネットギアジャパン)

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