PRホームシアターの新スタイルを実現
置くだけでリビングが映画館!“テレビ代わり”にエプソン超短焦点プロジェクター「EH-LS800B/W」を体験して欲しい
明るく高精細な映像、迫力ある大画面投写で役者の存在を近くに感じさせる
まずはUltra HD Blu-rayに対応するプレーヤーを用意して、4K/HDR対応の映画コンテンツから視聴を始めた。EH-LS800シリーズはHDR10とHLGのHDR規格をサポートするプロジェクターだ。
色彩あふれる映像が終始展開する映画『ラ・ラ・ランド』から観た。映像のカラーモードは「シネマ」を選んでいる。本体を投写面から10cmほど離して、100インチ前後の映像を投写した。
チャプター5は丘の上で主人公のセブとミアがダンスを踊るシーン。夜のとばりが下りはじめた紫色の空の階調をとてもきめ細かく丁寧に描く。色彩の描き分けがとても繊細で、グラデーションの色合いにリアリティがある。背景の暗部は黒つぶれを抑えながら、被写体の輪郭も引き立たせる。夜景の奥行き感に引力がある。
ミアのドレスの黄色はとてもピュアでにごりがない。肌色に柔らかな温かみが乗り、リアルな役者の存在感を近く漂わせる。スクリーン越しに、少し肌寒い丘に吹く風を役者たちと共有しているような、没入感あふれるシアター体験を満喫した。ドリーミオの画作りが活かされていることが感じられる。
続いてチャプター4のプールサイドでのパーティーのシーンを観た。EH-LS800シリーズの映像はとても明るくパワフルだ。カリフォルニアの強い陽射しをとてもリアルに再現してみせた。コントラストをむやみに強調することなく、少し暗めな色合いの衣装はディテールや質感も正確に伝える。髪の毛は細かな線の精細感が際立つ。ミアの金髪がとても艶っぽい。
先ほども触れたように、本機はリビングなどでテレビ代わりとしても活躍できる。そこで部屋を少し明るくして、レコーダーに録画したテレビ放送のスポーツ番組、バラエティ番組も視聴してみたが、実際に、昼間の部屋でも十分に明るく色鮮やかな映像が楽しめると思う。大画面テレビと違って、壁投写によるプロジェクターの映像は長時間視聴しても目に負担が少ない。プロジェクターのカラーモードは「ビビッド」や「ナチュラル」に設定しても、映える色彩が楽しめて良かった。
また利用者も多いYouTubeの映像も、大画面で高精細に楽しめる。画質設定のメニューから「ノイズリダクション」や「超解像」を任意のレベルに調整すると、映像のざらつきや低解像度の映像のボケが抑えられるので、適宜活用したい。
さらに、先述のとおり、シアターサウンドのエキスパートであるヤマハが開発した2.1chスピーカーシステムを内蔵する一体型プロジェクターであることにも注目だ。壁面に向けた本体の背面側にユニットを配置している。
サウンドは解像度、量感ともにバランスがとてもよい。映画やテレビ番組のダイアローグ、人の声が聴きやすく、効果音にふわりと包み込まれるような一体感も味わえる。
サウンドモードはシアター、テレビ、ライブ/コンサートなど6種類が揃う。それぞれ再生するコンテンツにマッチする音づくりが個性的で、使い分けが楽しめる。そのうえバーチャルサラウンドやクリアボイス、ラウドネス調整など多彩な設定から期待するサウンドに追い込むことができた。
EH-LS800シリーズには映像をオフにしてBluetoothスピーカーとして使えるモードがある。試聴するまでは「プロジェクターの内蔵スピーカーでしょ」と侮っていたが、本機の実力に触れてみると「音楽リスニングにも使えるプロジェクター」であることを思い知らされた。
今回は筐体色がホワイトのモデルを試したが、EH-LS800シリーズは余計な突起物のないデザインとしたことで、部屋に置いてもその存在感を自然に溶け込ませるプロジェクターだ。大画面テレビよりもインテリアに馴染みやすく、新しい大画面ホームシアターの標準的な選択肢として、今後注目されるプロダクトになるだろう。ぜひ多くの方々に体験してほしいと思う。
(提供:エプソン販売株式会社)