PRMFi認証取得のポータブルDAC/アンプ
iPhoneを高音質DAP化!“安心・品質”で選ぶならラディウス「RK-DA70L」がオススメ
iPhoneが専用DAP並の高音質に、原音に忠実なクリアなサウンドが楽しめる
試聴は「iPhone 13 mini」にRK-DA70Lを接続し、イヤホンにはラディウスが今秋発売したばかりの「HP-W100」を組み合わせた。HP-W100は、2枚の振動板を同軸上に配置する「DDM方式ドライバー」を搭載する「W(ドブルベ)」シリーズの最新モデル。シリーズで初めてアルミニウムを筐体に用いており、ボディの鳴りを活用したチューニングが特徴となる。
ハイレゾファイルの再生は、ラディウスのiOS用アプリ「NePLAYER」を使った。本アプリには、ハイレゾファイルの再生に最初から対応する買い切りタイプと、基本的な利用は無料でアプリ内課金によってハイレゾファイルの再生機能を追加できる「NePLAYER Lite」がある。RK-DA70Lを接続した場合は、NePLAYER Liteでも課金購入することなくハイレゾファイルの再生が可能だ。
Official髭男dismの「ミックスナッツ」(FLAC 48kHz/24bit)を再生する。高性能な専用DAPで再生したように音が滑らか。解像度が高く、ぎゅっと詰まっているのだが、立ち上がりが鋭いためキレ味がある。純正の変換ケーブルやBluetooth接続でも十分いい音だと思って聴いていたが、比べると違いは明らかだ。ボーカルは力強くクリア。高域は瑞々しく伸びやかで、音の透明度が増しているように感じられる。ベースやドラムのような低域は、音の彫りが深い。粒が立っており、リズムが小気味よい。空間も驚くほど広く、空間も天井も感じられない。
DSDでは音のよいことで有名な『Thriller』から「Billie Jean」(DSD 2.8MHz)を聴いた。この曲は一つひとつの音のキレが鋭く、使うDACやアンプ、イヤホンとの組み合わせ次第では、ボーカルが刺さって聴こえやすい。それがRK-DA70LとHP-W100のペアでは、アナログ盤を聴いているかのように余裕ある再生だ。音のエッジがなまっている感じではなく、音の定位がピッと決まってキレがあり、細部まで見通せるようなイメージだ。
ストリーミング音楽は「Amazon Music」でHD音源を再生する。「Billie Jean」(PCM 96kHz/24bit)は、DSDとほとんど遜色ない再生だ。交互に再生すると、ややストリーミングのほうが音の広がりが小さく感じられるものの、音の定位もキレのあるボーカルも、余裕のある高域も申し分ない。RK-DA70LをLightning端子に挿すだけで、こんな高音質を聴けていることに感激しきりだ。
続いてシティポップブームで人気が再燃している、竹内まりやの「プラスティック・ラブ」(PCM 44.1kHz/16bit)をプレイ。音像が明瞭でメロディアスなベースラインと、ギターのカッティングが心地よい。クリアで滑らかなボーカルとホーンセクションが重なるものの、音がごちゃっと塊になって聴こえることが一切ない。シティポップの魅力である、小気味よいリズムと整理されたサウンドをしっかりと味わえた。他にも生音が多いジャズやクラシック、打ち込みのEDMなども聴いたが、いずれも印象は変わらない。安定して明瞭かつ、パシッと揃った原音に忠実なサウンドを楽しませてくれた。
本機のクリアなサウンドは、映像配信サービスの視聴やゲームでも活きていた。アニメではノイズがほぼないため声にフォーカスできた。また、海外ドラマなどでは足音や物音のような小さい音が明瞭で左右の定位も正確なため、違和感なく映像を楽しめた。ゲームは、FPSや音ゲーのような音が頼りのタイトルを試したのだが、いずれもBluetooth接続にありがちなわずかな遅延がないのはもちろん、音質がクリアでストレスを一切感じなかった。
RK-DA70Lは、つなぐだけでiPhone/iPadをハイエンドDAP化できるDAC/アンプだ。ゴテゴテした操作ボタンが付いておらず、変換アダプターと同じようにつなぐだけ。さらに、MFi認証という、安心安全に使えるお墨付きまである。iPhone/iPadでいい音を楽しむのに、これほどスマートな製品は他にはない。iPhone/iPadユーザーなら、この実力を試してほしい。
(提供:ラディウス株式会社)