PRVGP2023で高評価の「P735/P635」「TS6100」
TCLで始めるテレビシアター!ハイコスパ4K液晶&サウンドバーで映画がもっと楽しくなる
シンプルながら迫力の音響。「TS6100」で音周りをパワーアップ
P735シリーズとTS6100の組み合わせは、まさに論旨明快。テレビの前に1本のHDMIケーブルで接続されたサウンドバーを置くだけというシンプル構成ですが、内蔵スピーカーとは音の迫力・説得力が別次元です。
特にインパクトが大きいのは、その低域再現力。フルレンジ45×100mmが2基でサブウーファーなしというシンプルな「1本バー」構成でありながら、これほど腹に響く低音が出るのか、と驚嘆することしきりです。映画『インターステラー』の宇宙船がワームホールへ突入するシーンも、地鳴りのように続く振動音を量感たっぷりに再現していました。映画のハイライトシーンに多いカーチェイスや戦場の場面では、その実力を存分に発揮するはずです。
映像表現力に優れるP735、コスパ重視のP635。豊富な選択肢もTCLの強み
映像表現力もポイント。P735では広色域技術「WCG」の効果か、YouTubeで配信されている8K/60Pの超高精細映像『Bulgaria』は、川の流れの向こうに沈む夕日は色飛びなく、周囲の細やかなグラデーションも交えて丁寧に描きます。アレクサンドル・ネフスキー聖堂の金色に輝くドームは金属らしい光沢があり、HDRの再現力を実感させます。教会建物内の暗部から明部にかけての描きかたも自然で、つながりがスムースです。このあたりは新高画質エンジン「Algo」の効果であり、広色域技術「WCG」の恩恵といえるでしょう。
導入効果のわかりやすさ、費用対効果という点でいえば、P635もいい勝負です。WCGがないぶんP735と比べHDR表現は穏やかですが、Algoエンジンとマイクロディミングの効果は大きく、刻々と変化する明暗を巧みに描写します。外部機器のサウンドバーに音響面を担わせるのであれば、当然ながら音質差はないわけですから、このHDR表現における差をどう考えるかで、よりコストパフォーマンスが高いP635という選択肢も浮上するはずです。
地上波番組は、その一例です。P635でバラエティ番組を確認しましたが、HDR放送ではないだけに、P735との有意な性能差・描写力の違いは感じられません。Google TV搭載でスマートテレビとしての実力はじゅうぶん、Prime VideoやNetflixなど複数のサービスで見たいコンテンツを一気通貫に検索できるし、クロームキャスト機能を用いてスマートフォンで撮影したビデオを鑑賞することも。映像遅延が最短4ミリ秒にまで短縮されるALLM(自動低遅延)もサポートするから、ゲーム利用でもストレスはありません。
P735/P635とTS6100の組み合わせは、いまどきのテレビの楽しみ方になったVOD/ネット動画視聴にぴったり。Algoエンジンの高い色再現性は陽光映える草原を鮮やかに、暗部表現力は闇に潜む宿敵の動きを忠実に描きます。そこに腹に響くような効果音が加われば、映画の楽しさも増そうというもの。手頃な価格で実現できるホームシアターが、ここにあります。
【VGP2023 受賞一覧】
■受賞
4K液晶テレビ「P735シリーズ」
4K液晶テレビ「P635シリーズ」
■ECコスパ賞
4K液晶テレビ「P635シリーズ」
■ライフスタイル部門:金賞・コスパ大賞
サウンドバータイプTV用オーディオ(2万円未満)「TS6100」
■ライフスタイル部門:受賞
サウンドバータイプTV用オーディオ(3万円以上4万円未満)「TS8212」
(協力:株式会社TCLジャパンエレクトロニクス)