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PR機能充実、音質にも徹底してこだわった最新機

とことん原音忠実再生。NUARL「NEXT 1」は完全ワイヤレスの“新時代”を見せてくれた

公開日 2022/12/27 07:00 山本 敦
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■装着を忘れるほどに圧迫感の少ないノイキャン。機能性を備えたデザインも注目



サウンド以外の部分も紹介していこう。アクティブノイズキャンセリングはハイブリッド方式で、先述した独自構造により、機能をオンにしても圧迫感が少ないところが特徴。装着していることを思わず忘れてしまうほどだ。

イヤーピースとイヤーフィンでしっかり耳内に固定するスタイル。耳道内の空気を逃す独自構造もあってか、ノイキャンをオンにしても装着を忘れそうなほどに圧迫感が少ない

NUARL Connectアプリを使えばノイズキャンセリング、外音取り組みの強弱が好みのバランスにアレンジできる。外音取り込みも同様にアプリから調整可能。マイクに由来する違和感がなく環境音をピュアに取り込めるヒアスルーだ。

また、intelliGO社のAIVC AI通話ノイズキャンセリングを搭載し、クリアな通話ができることも注目ポイント。周囲がうるさい場所や多くの人が同時に話しているような状況でも自分の声だけを送話してくれる。声質もナチュラルなので通話のみならず、ビデオ会議などでも活躍してくれる。

イヤホン本体はIPX4相当の防滴対応なので、屋外を歩きながら、ワークアウトを楽しみながら音楽を聴いたり、流行の「ながら聴き」にも安全に使えるイヤホンだ。

本体側面に内蔵するタッチセンサーリモコンは、感度が高く、応答が安定している。左右のトリプルタップでノイズキャンセリングと外音取り込みのモード切替を行う仕様が独特だが、慣れればスムーズに操作できる。

イヤホン、ケースともにコンパクトなワイヤレスイヤホンだが、BATTLES DESIGNの百崎彰紘氏を起用したデザインは強い存在感を放つ。サイドパネルに複雑な3次曲線を設けているため、光が反射すると気品のある陰影が立体感を生み出す。先端方向にくぼみを設けたことでタッチ操作の安定感も高い。何より外耳に「アタリ」の少ないデザインは装着の負担を軽減してくれ、イヤホンを着けていることを感じさせない。

抗菌シリコン製のイヤホンピース「Block Ear+7」は全4サイズを同梱する。ノズルと傘の部分でそれぞれに硬さの違うシリコン素材を組み合わせて、音の鮮度を落とすことなく、同時に高い遮音性を備える。汎用性の高いノズル形状なので、サードパーティーのイヤーピースも使えるが、付属品は装着感も含めて安定度が高いのでおすすめだ。

複雑な3次曲線で構成されたサイドパネルは、デザインの美しさだけでなくタッチ操作のしやすさという機能性も兼ね備える

ケースなども含め、デザイン性にこだわった美しい装いとなっている

その他機能には、低遅延再生ができる「ゲーミングモード」や片耳モニタリングなどがある。バッテリーのスタミナは、イヤホン単体でノイズキャンセリング機能をオンにして約6時間。ケースによる充電を繰り返せば最大20時間まで連続使用ができる。エンターテインメントからビジネスシーンまで幅広くユーザーをサポートしてくれる相棒になる。



昨今は様々なブランド、価格帯の完全ワイヤレスイヤホンを見つけることができる。完全ワイヤレスイヤホンを持っている、あるいは使ったことのある方も今は増えて、「自分に合った使い方」を以前よりも明確にイメージできるのではないだろうか。

今後はNEXT 1のように、音楽再生や音声通話の「音質」で差を実感できるハイエンドモデルや、ユーザーが期待する機能をずばり搭載する個性派のイヤホンが脚光を浴びるはずだ。イヤホンのスペシャリストであるNUARLのNEXTシリーズが見せてくれるであろう、新しい景色にも期待が膨らんでくる。

(協力:エム・ティ・アイ株式会社)

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