PR大ヒットモデルの流れを組む兄弟機
いまディスプレイオーディオ選ぶならコレ!カロッツェリア「DMH-SF500」には音質重視派も満足
■雑味のないクリアなサウンド、この音質には十分満足できる
さて、実際のサウンドも確かめてみた。テストでは、iPhone SE(第2世代)でApple Musicを、Xiaomi Mi 11 Lite 5Gでハイレゾ音源(のダウンコンバート)を再生している。
筆者は以前DMH-SF700を取材させてもらった際に、“ディスプレイオーディオは音質面でも侮れない” 経験をしている。そのため今回は比較的ハードル高めに試聴をはじめたのだが、DMH-SF500は期待に応えてくれ、清々しくクリアなサウンドを楽しむことができた。
特にS/Nの良さ、雑味の少なさは、音質志向のCDレシーバーに勝るとも劣らない実力を見せる。おかげで、オーケストラの演奏は見通しが良いし、ハードロックもパワフル。ボーカルは、宇多田ヒカルも米津玄師もちょっとクールだが明朗快活な歌声だ。クラシックからJポップまで、様々なジャンルの音楽を存分に楽しめるサウンドを実現している。
これはDMH-SF500が、CDプレーヤーなどのない “ドライブレス” であることも大きなポイントとなっているのだろう。また、高負荷な計算はスマートフォンなど外部ユニットに任せている点も、有利に働いているのかもしれない。
とにかく、雑味の少なさに関してはかなりの優秀さを持つ。ハイレゾ対応の可否もあって、絶対的な音質では兄貴分のDMH-SF700に譲るが、これで十分満足と思える優れた音質をDMH-SF500は持ち合わせている。
さらに、DMH-SF500には「ネットワークモード」と外部出力が用意されているため、導入後のグレードアップも可能となっている。先々、満足度の高いシステムを構築することも可能だ。
なおグレードアップにはDMH-SF700への載せ替えも手段として考えられるし、一方でカロッツェリアのディスプレイオーディオの品質を体験してみたい、という方にはより安価な「FH-8500DVS」という末弟モデルもラインナップされている。この商品展開力もユーザーとしてはありがたい限りだ。
DMH-SF500は、ディスプレイオーディオとしての使いやすさに加えて、音質重視派メインユニットとしても満足できるクオリティを備えている。特に音質はかなりの良質さといっていいので、“クルマのなかで良い音を楽しみたい” ユーザーにも十分納得してもらえることだろう。価格もふまえ、車内のエンターテインメント空間構築において魅力的な商品だと思う。
(協力:パイオニア株式会社)