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PR音楽制作のプロも携わった“音質重視”モデルがさらに魅力アップ

【レビュー】ビクター完全ワイヤレス「HA-FX150T」が機能強化! 音質も使い勝手もフルカスタマイズ

公開日 2023/04/27 06:30 折原一也
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スマホアプリからの各種操作対応で使い勝手が飛躍的に向上



そんな「HA-FX150T」に訪れたアップデート。カスタムイコライザーの追加、タップ操作のフルカスタマイズ対応といった機能強化は、ユーザー、そして購入を検討している人にとっての福音だ。

アプリによってHA-FX150Tの利便性が向上

アプリを開くと、画面上から、現在接続しているBluetoothコーデックやフォーマット(ビット数、サンプリング周波数)の表示部、ボリューム(音楽、通話、タッチ&トークと個別調整)、ノイズキャンセルのオン/オフなどの設定、音質(イコライザー切り替え)、タッチキー設定の順に各メニューが並ぶ。

インジケーター(LED)の点灯抑制などの機能も装備

設定に追加された新機能が「サイドトーン」。これは通話中に自分の話し声が少し聞こえる機能。イヤホン通話で自分の話す声が聞こえなくて馴染まないという人は、試してみてほしい。

タッチキー設定については一目瞭然。「音楽」「音楽-片耳使用時」「通話」「通話-片耳使用時」でフルカスタマイズが可能になった。具体的には左右個別に1回タップ、2回タップ、3回タップ、4回タップ、5回タップ、そして1+長タップ、2+長タップ、長押しを個別カスタマイズ可能。

個人的には、右イヤホンの1回タップをデフォルトの「タッチ&トーク」から「サウンドモード」へと操作を入れ替えることを、誤操作防止の観点からも推奨したい。また、複数キーに同じ操作を重複して設定することも可能で、例えば「左右どちらでも1回タップは○○機能のオン/オフ」などのようなことができる。設定に縛りなく自由度が高いところが扱いやすく感じた。

タッチ操作の割当を自由に変更可能


なお、こちらは従来からの機能ではあるが、6種類のサウンドモード設定のダイレクト切り替えが可能な点にも改めて触れておきたい。ちなみに、アプリからイコライザーを選択するとボイスガイダンスが入らないところ(=集中を途切れさせず音質変化を確認できる)もよく考えられた設計だ。

多彩なサウンドモードから好みのものを一発で選択できる

6種類のサウンドモードを僕なりに解釈すると、「FLAT」は全方位的に音楽の楽しさを味わえ、「BASS」は分かりやすく低音ブーストしてダンス調に、「CLEAR」はシャープで歌声重視といった印象。そして本機のポイントでもあるビクタースタジオのエンジニア3名によるカスタマイズは、分離感重視の「PROFESSIONAL 1」、3Dライクな立体感の「PROFESSIONAL 2」、ダイナミックな「PROFESSIONAL 3」といったところだろうか。ただ、これはあくまでざっくりした解釈なので、ぜひ自身で聴き比べてテストしてみてほしい。

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