PRノイズキャンセリング/LDAC対応の実力派
別次元の“美しさ”+高性能!「HUAWEI FreeBuds 5」はインナーイヤー型完全ワイヤレスの新境地だ
■独自のデュアルマグネット機構がサウンドにも、ノイズキャンセリングにも効果を発揮
さて、まずはその特徴的な外見が目を引くHUAWEI FreeBuds 5だが、サウンド面でも数多くの特長を備えている。
ドライバーにはφ11mmマグネットダイナミックドライバーを採用。デュアルマグネット機構と音圧強化技術を採用したドライバーユニット構造により、16Hz - 40kHzのワイドレンジ再生を実現している。超低域までの再生能力は、ノイズキャンセリング時の逆位相再生にとってもプラスだ。
ノイズキャンセリングの機能については、片側に3つのマイクを搭載する「トリプルマイクノイズキャンセリング」を採用し、ノイズ低減機能を大幅に向上したという。また、HUAWEIのワイヤレスイヤホン技術である、装着した耳の状態を検知して最適化する「アダプティブイヤーマッチングテクノロジー」や、周囲の音に検知する「ダイナミックアクティブノイズキャンセリング」にも対応している。
インナーイヤー型イヤホンのHUAWEI FreeBuds 5でどれほどノイズキャンセリング効果が得られるの? と疑問に思う人も多いかもしれない。だが、実際にHUAWEI FreeBuds 5を使ってみると、その疑問も “なるほど” という納得に変わる。
自宅で試してみると、例えば、PCのファンやエアコンからのゴーと響くような騒音に対して、低減効果をしっかりと感じられるし、隣の部屋でテレビの音声が流れている時にも、その音量も確実にボリュームダウンしている。完全に騒音を消すわけではないが、気になりにくい音へと変化する。
電車内でテストしてみると、特にガヤガヤと聞こえるような中域の騒音に対する低減効果が優秀だと感じた。インナーイヤー型で耳を密閉しない構造のため、電車走行時の振動のような音はやや聞こえてくるが、音楽へと集中させてくれる効果として十分といえる。
なお、ノイズキャンセリングの効果は、後述する「HUAWEI AI Lifeアプリ」で3つのモードを選択可能。このうち、「ダイナミック」に設定しておくと、騒音レベルに応じて自動的に、うるさい場所に効果的な「標準」と、比較的ノイズの少ない場所で快適な「くつろぎ」に切り替わる。
そして、通話音質の向上も新機軸のアップデート。独自技術のディープニューラルネットワークアルゴリズム(DNN)と、ノイズキャンセリングに活用されるトリプルマイクとの相乗効果によって、通話中の声を正確に認識して強調してくれる。
実際にPCのビデオ通話でテストしてみると、特に声の輪郭が明瞭だ。エアコンの音や家族の生活音なども気にならない。また、HUAWEI FreeBuds 5を装着して街中で通話してみても、通話相手としっかりコミュニケーションを取れることも確認できた。
Bluetoothの接続仕様は最大2台のマルチポイント接続に対応しており、スマホ/PC併用での使い方にも相性ぴったり。ちなみにHUAWEI製品同士ではドラッグ&ドロップで接続できるというスーパーデバイス仕様だ。
バッテリー周りにも独自技術を投入。ケースに入れて5分間充電するだけで、音楽を2時間聞ける「5C急速充電」に対応する。イヤホン単体の連続再生時間はANCオフで5時間、ANCオンで3.5時間と短めではあるが、ケースでの充電と組み合わせた最大使用時間はANCオフで30時間、ANCオンで20時間としっかり確保し、さらに急速充電でその駆動時間をカバーするアイデアは面白い。
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