PR音質や使い勝手をレビュー
JVC「HA-FR9UC」は「リモート会議も音楽再生もバッチリこなせるイヤホン」。今あえて有線USB-C型を選ぶべき理由とは?
次に、ペアリング登録が不要であることもメリットといえる。接続するだけでUSBオーディオとして認識されるため煩わしい作業も必要ないし、PCとスマートフォンなど複数台で使用する場合、接続先を切り替える手間もないため扱いやすい。ワイヤレスイヤホンが自動的にスマートフォンに接続されていて、PCで使おうとしたらスピーカーから音を出してしまった、などといったトラブルの心配も無用だ。
動画コンテンツの視聴やゲームで遊ぶことが多い人には、音声の遅延が無いことも大きなポイントだ。3.5mmプラグのイヤホンを変換アダプタで接続する場合と異なり、端子周りがかさばらないのも嬉しい。
また、新幹線や飛行機内などで長時間楽しむ場合にも、イヤホンのバッテリーを気にすることなく使用できたりと、有線ならではの活用シーンも案外少なくないように思える。
有線イヤホンの中でも「HA-FR9UC」を選ぶべきポイントとは?
ここまで紹介した内容は有線イヤホン全般に言えることだが、ここからは本製品ならではの特徴を見つつ、使い勝手に触れていこう。
イヤホン本体はシンプルなデザインで、耳にすっぽりと収まる小柄なサイズ感で装着感も良好。この価格帯のイヤホンには珍しく、同梱のイヤーピースがS・M・Lサイズに加えてXSサイズも含めた4サイズと充実しているため、耳の小さな人でもフィッティングしやすい。
カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色で、どちらもビジネスシーンにも使いやすい落ち着いた印象。ヘッドホン型のUSBヘッドセットと異なり、カメラに写った際の主張感も控えめだ。
マイク付きリモコンは3ボタンの一般的な物ながら、マイクをON/OFFできるスライドスイッチが搭載されているのが大きな特徴だ。ゲーミングヘッドセットだとブームマイクを跳ね上げてミュートできるような機種も存在するが、これがイヤホンとなると意外と珍しい。多人数の会議で発言中以外はミュートにしたい時や、自宅に家族が同居している場合など、サッと手元でマイクのON/OFFを切り替えられる機能はなかなかに便利だ。
USB接続のイヤホンにはDACが内蔵されているが、本製品にはドライバーの特性に合わせて音質チューニングされた高音質DACが搭載されており、音質面にも注力されているという。
イヤホンの変換アダプタによって音質に影響があることはオーディオファンにはよく知られているが、この価格帯のイヤホンでそこまで突き詰めて選ぶという人は少ないはず。細かい配慮ながら、メーカーのこだわりが感じられる仕様となっている。
実際の音質をチェック。「リモート会議も音楽再生もバッチリこなせる1本」
それでは、実際に使用した際の音質をチェックしてみよう。
次ページ「リモートワークをはじめ、様々なシーンで役立つ便利な有線イヤホン」