PR長く愛用できるBluetoothスピーカー
もう手放したくない。Bang & Olufsen「Beosound Explore」の心地よいサウンドは毎日聴きたくなる
Bluetoothスピーカーを日頃どこで使うかを考えてみよう。ほとんどの人は室内で使うシーンの方が多いだろう。また、Bluetoothスピーカーの中には、ズンズンと響く低音を売りにしているモデルが数多くある。一聴すると迫力がある反面、刺激が強く長時間使うと聴き疲れしやすいことも。つまり、「室内」で「聴き疲れしにくい良音」を楽しめることこそ、長く愛用したくなるBluetoothスピーカーに欠かせないポイントなのだ。
肝心のBeosound Exploreのサウンドはどうだろうか。iPhone 14とペアリングしてAmazon Music UnlimitedでYOASOBIの「アイドル」を再生してみる。
Bang & Olufsenの製品に共通する素直でフラットなサウンドだ。中高域は伸びやかでボーカルが一段前にあるようにぐっと迫ってくる。この曲はめまぐるしく曲調が変化しながら、アイドルの華やかな部分とドロドロした部分を表現するのだが、曲の変化に合わせて歌い方もガラッとかわる。例えば、Aメロは可愛く、Bメロは素直に、ラップは陰を伴ってといった具合。Beosound Exploreではそんな声の表情の違いを繊細に描き分けている。
さて、Beosound Exploreのユーザーには「低域が物足りない」と評する向きもある。確かにズンズンと空間を揺らすような荒々しさはないが、Beosound Exploreの低域は、密度が濃く存在感があり、絶妙なバランスで曲のボトムを支える。日常的にリラックスして聴くのにちょうどよい、品のある落ち着きを持っている。
曲によっては、もっと低域が欲しいというケースもあるだろう。そんな時は、「Bang & Olufsen」アプリを使おう。
アプリではサウンドモードを設定できる。「最適」「Favourite」「Speech」「Party」と4種類のプリセットが用意されており、自分で調整も可能。調整画面は丸い図になっており、図の上が「ブライト」、下は「ウォーム」、左が「リラックス」、右は「エネルギー」とエリアごとに特徴が振り分けられている。このどこにポイントを置くかで音質が変化する。
例えば、低域を強調したいなら「エネルギー」と「ウォーム」の間(アナログ時計で5時の方向)に、高域を立たせたいなら「エネルギー」と「ブライト」の間(同じく2時の方向)にポイントを置くとよい。
また、円の外側にいくほど効果は強く、中心に近づくほど弱くなる。ポイントを動かすと瞬時に音が変わるので、いろいろなところにポイントを置きながら、好みのサウンドを探しやすいのは嬉しい。
1日中あらゆるシーンで快適なサウンドを届けてくれる
Beosound Exploreを室内のさまざまな場所で使ってみたくなった。今回試した中から特にオススメのシーンとサウンドを紹介していこう。
まずは、リビング&ダイニングでのリスニングだ。筆者宅ではリビング⇔ダイニング⇔対面キッチンと一直線につながっている。中央に近いダイニングテーブルに本機を置いたところで、部屋の雰囲気が締まって感じられることに気づく。筒状のボディは中心に近いスピーカー部がスリット状のアルミで覆われていて、ボーダー柄のようで遠目に見てもお洒落。細かなところまで工夫されている。
夏になると聴きたくなるケツメイシ「夏の思い出」を再生すると、メロウでリズミカルなイントロが部屋中に広がる。冒頭サビから始まりラップが続くのだが、このラップが秀逸。声が聴きやすく、随所に仕掛けられた細かい韻が気持ちよく分かる。切ない歌詞もスッと心に染みてくる。低域ばかりが強いBluetoothスピーカーでは、どうしても中高域が弱く感じられ、この曲の魅力の歌詞を満足に味わえないだろう。
また、360度どの角度から聴いても音質が変わらないため、ダイニングに座っていても、リビングに移動してソファーで本を読んでいても、端のスペースでストレッチをしていても、素直で聴きやすいサウンドを楽しめた。