PRHUAWEIの技術力が光る一台
”優秀すぎる”完全ワイヤレス「HUAWEI FreeBuds Pro 3」レビュー!ANC/通話レベルの高さに驚き
【音質評価】音の分離に優れ、キレよく空間に広がるハイクオリティなサウンドがすごい!
いよいよ、HUAWEI FreeBuds Pro 3の音質をチェックしていこう。なお、Androidスマートフォンとペアリングし、コーデックはLDACで接続。再生設定は「自動」とした。
まず、YOASOBI『アイドル』から聴いてみると、圧倒的なまでの音のキレ、そしてダイナミックさを体感。音の分離が良く、空間上に緻密に配置され、再現性が高い。かなりハイクオティなサウンドを目指していることが分かる。
例えばイントロ部分は低音が深く沈み、そして空間に拡散していく再現力と共に、シンバルの高域は極めて明瞭に響く。
歌声はシャープに立ち上がりつつ、そのクリアさと同時に、空間に浮かぶような定位も備えている所がユニーク。エッジの効いた音である一方で、空間上に展開するシンセの音、コーラスの定位など、中音域の繋がりも良くカバーしていて、音数の多さをしっかり聴ける所もポイントだ。
エド・シーラン『Shivers』を聴いても、広大な空間にニュートラルに立ち上がるサウンドが映える。男性ボーカルの歌声も空間上の定位感とクリアさ、そして歌声のなかの強弱の再現が丁寧である。アコースティックギターの音も、滲まずに分離感を維持する。
臨場感あるリスニング的な面白さと、どこかモニター的な音数もある、聴けば聴くほどに楽曲の魅力に行き当たるサウンド。先代モデルからは特に音の帯域間の繋がり良さが向上しており、音質がさらにアップしていると感じた。
なお、スマホをiPhoneに切り替え、AAC接続で同じYOASOBI『アイドル』とエド・シーラン『Shivers』を再生してみる。いずれもLDAC再生と同様に、音のキレとダイナミックさ、そして空間上の定位の再現を体験できた。組み合わせるスマートフォンを選ばず、安心して楽しめるイヤホンと言える。
ちなみにアプリで選べる音質効果の「低音強調」「高音強調」「音声」「交響曲」「HiFiライブ」は、どれもデフォルトから名前通りのニュアンスを加える効果。HUAWEI FreeBuds Pro 3の音の良さは残るので、好みに応じて積極的に活用できるEQだ。
HUAWEI FreeBuds Pro 3の特徴をまとめると、HUAWEIの考える “全方位のフラグシップらしさ” を体現したモデルである。
キレの良いサウンドも、ノイズキャンセル性能も非常にハイレベル。通話マイクの良さに至っては、なかなか類を見ないほど、優秀なレベルに作り込まれている。
テック企業が本気を出せればどれほどの製品を開発できるか、HUAWEI FreeBuds Pro 3はその集大成ともいえる一台だ。
(提供:ファーウェイ・ジャパン)