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PR“ピヤホン7”「TE-ZX1-PNK」も同時レビュー!

思わず唸った存在感と迫力あるサウンド。AVIOT「TE-ZX1」は“史上最大級”のインパクト!

公開日 2024/03/12 06:30 高橋 敦
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そのほかの仕様として、イヤホン単体で最大8時間の連続再生、IPX4相当の防水性能、AIノイズ除去による通話性能、マルチポイント接続の対応など、完全ワイヤレスとしての基礎力にも抜けはなしだ。

医療用シリコンを使用したイヤーピースは、S/M/L/LXサイズの4サイズ展開に加えて、S/Mサイズのみ高さが異なる2種類を用意した全6サイズを付属。さらに、ノイズキャンセリングの効果をより向上させるウレタン素材のイヤーピースも2サイズ同梱した、全8種を用意する。

イヤーピースはサイズや素材が異なる全8種を付属する

付属品のイメージ

最後に大きく目を引くのが、この外観デザイン。本機は2023年に放送25周年を迎えたアニメ『カウボーイビバップ』とのコラボレーション仕様となっている。同作のメカニカルデザイナー・山根公利氏監修により、劇中に登場する高速戦闘機 “ソードフィッシュII” をイメージソースにデザインされており、世界観溢れる造形や鮮烈なカラーリングが印象的だ。

メカニカルデザイナー・山根公利氏監修による、『カウボーイビバップ』の世界観あふれる外観デザイン

また充電ケースやパッケージは、グラフィックデザイナー・上杉季明氏がデザインワークを担当するなど、細部までこだわりが詰め込まれている。

充電ケースのイメージ

パッケージや付属品なども細部まで造り込まれている

さらに、『カウボーイビバップ』に登場する5キャラクターによるオリジナルボイスガイダンスも搭載する。電源のオン/オフや接続状況をアナウンスするボイスを、好みのキャラクターに設定することができる。

ボイスは専用アプリから切り替え可能。スパイクとフェイは操作性重視の「Simpleモード」と、劇中のイメージ重視の「Dramaticモード」の2種を搭載する

■「TE-ZX1」音質レビュー:思わず唸った、音の存在感と空間の広がり



それでは、気になるサウンドについてチェックする。実際に聴いてみてまず唸らさせられたのは、音の存在感や迫力、その器となる空間の広さだ。聴き込んでいくと、演奏ニュアンスの再現など描写の細やかさにも頷かされた。

YOASOBI『アイドル』のような音数の多い高密度サウンドで、すべての音が大柄に鮮やかに描き出されれば、楽曲全体としては騒がしさや窮屈さも目立ってきてしまいがちだ。しかし本モデルは、強烈な音像描写と余裕のある空間描写を兼ね備え、そんなやらかしはしない。なので、ハードで手数の多いバンドサウンドにもフィットする。嵐のような音数を盛大に鳴らしつつも、それがゴチャッと重なってフレーズやグルーヴを潰してしまうようなことはないわけだ。

強烈な音像描写と余裕のある空間描写を兼ね備えたサウンド

音数の少ない楽曲では、空間表現の方がさらに際立つ。アコースティックギターとベースのデュオ曲、ジュリアン・ラージ『Double Southpaw』では、ベースの低音が部屋に響くその様子が、生々しく伝わってくる。そしてギターのダイナミクスや音色コントロールなど、演奏ニュアンスの再現も見事。音色の描き分けの部分には特に、平面駆動型ドライバーによる「低歪みで伸びやかな中高域」の貢献が大きいのだろう。

なお、以上は「LDAC接続&ANCオフ」を中心にチェックしての印象。ANCオンでは重低音がやや膨らむが、全体の印象を崩すほどではない。また、iPhoneなどのAAC接続でも、LDAC接続との差は思いのほか小さかったのも良い。iPhoneユーザーの方でも十分に本機のサウンドを楽しめるだろう。

AAC接続でも本機の実力を十分に感じられる

次ページ通称“ピヤホン7”「TE-ZX1-PNK」レビュー。メイン機との違いをチェック!

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